パソコンの買い替え時期の判断は難しい

 私が現在おもに使用しているデスクトップパソコンは6年以上前に購入したものであり、さすがにそろそろ買い替えようかと思っているのですが、買い替え時期の見極めは難しいな、と思います。数年前より、2011年はCPUアーキテクチャーの大きく変わる年になると報道されており、私も2011年に買い替えようと考えていました。まずは、IntelからSandy Bridgeが発表され、製品名としてはじゅうらいのCore iが採用されていますが、いわば第2世代のCore iシリーズということになるでしょう。

 Sandy Bridgeについては、より高性能の対応チップセット搭載のマザーボードの発売にはもう少し時間がかかりそうなので、今は購入を控えておくのが無難かもしれません。しかし、今年末から来年初めあたりに、Sandy Bridgeの製造プロセス改良版であるIvy Bridgeが発表されるでしょうから、そこまで待つほうがよいのかもしれません。AMDも今年Bulldozerという新CPUアーキテクチャーを発表する予定なので、それも購入対象にしてよいのかもしれませんが、現時点ではどうも性能がよく分かりません。Bulldozerはも現在のAMDのPC向け最上位CPUのPhenomII X6 1100Tよりもかなり性能が向上しているという噂もありますが、もう少しはっきりとした情報が明らかにならないと、判断の難しいところです。

 かつて6年ほどAMDのCPUを使っていたことがあるので好印象もありますし、Bulldozerの性能が高ければ、IntelのCPUの価格も下がるでしょうから、AMDの奮闘に期待しています。Bulldozerの性能が、この期待に応えるものであればよいのですが。Intelがシングルコアの性能も高めつつ総合的な性能を高めようとしているのにたいして、AMDはマルチスレッド処理を前提として総合的な性能を高めていこうとし、シングルコアの性能向上にはさほど重きを置いていないように思うのですが、この方針の成否は、今年かなりのていど判明するのでしょう。

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