菅再改造内閣発足

 昨日、菅再改造内閣が発足しました。自民党と公明党の連立以降、2009年の衆院選までずっと民主党に投票してきた私は、多くの人から罵倒されても仕方がありません。民主党と自由党との合併のさいに、すでに長年のアンチ小沢だった私は、民主党には消極的に投票してきただけなので、自民党支持へと回帰しようかと悩んだのですが、アンチ小沢という以上に創価学会・公明党を敵視していましたし、小泉首相(当時)の方針・手法は小沢路線の再来だと考えていたので、民主党への投票を続けてしまいました。今にして思うと、この時の判断は失敗であり、そのことは率直に認めねばならないでしょう。今後は、自民党支持へと回帰しようかとも思うのですが、自民党が安倍晋三元首相または安倍元首相的な路線を前面に押し出すようだと、とても支持する気にはなれません。

 さて、菅再改造内閣についてですが、おおむね大手マスコミの予想通りで、とくに驚きはないのですが、意外だったのは、「大物」だと一般には認識されているであろう藤井裕久元財務相が官房副長官に就任したことで、枝野官房長官の手腕が信頼されていない、ということでもあるのでしょう。菅首相については、鳩山前首相よりもずっとましだろう、と期待していたのですが、たちあがれ日本と社民党と同時に連携を持ちかけるなど、権力を維持するのが目的化しているところが見受けられます。確かに、政治家にとって権力の掌握は必要なことですが、それはあくまでも手段であり、目的化しては困ります。権力掌握が目的化してしまえば、政治家ではなく単なる権力者であり、それは日本社会には不要です。大したことではありませんが、菅再改造内閣で驚いたのは、江田法相がまだ69歳ということで、最近の映像を見ていると、もう70代後半なのかと思っていました。

この記事へのコメント

Saitama
2011年01月15日 20:49
Agree!

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