大河ドラマ『龍馬伝』第47回「大政奉還」
龍馬は慶喜の側近的地位にある永井玄蕃頭(尚志)に会い、慶喜に大政奉還を決意するよう説得してもらいたい、と頼みます。龍馬の晩年(とはいってもまだ30代前半なので、晩年という言葉を用いるのには違和感もありますが)を語るにあたって欠かせない人物である永井玄蕃頭は登場しないのかな、とも思ったのですが、石橋蓮司氏が起用されることになり、作中で重要な役割を担うことになりました。こうしたところは、最上義光さえ登場させなかった昨年の駄作よりはさすがにずっとまともです。
慶喜は大政奉還を決意しますが、このことにより龍馬はさらに多くの勢力に命を狙われることになります。こうした対立構図のなかには、幕末史に詳しい人からすると疑わしいものもあるのでしょうが、この作品の流れに沿っているとは思います。久々に登場した勝には見せ場がありましたが、今さら言っても仕方のないこととはいえ、やはり新撰組が相変わらず情けない役割を担わされているのは、なんとも残念です。次回はいよいよ最終回となりますが、暗殺の黒幕はどう描かれるのでしょうか。今回の描写から推測すると、龍馬を殺したかった勢力は多いので、とくにどれか特定の勢力が黒幕というわけではなく、龍馬は殺されるべくして殺された、という説明になりそうな気がします
慶喜は大政奉還を決意しますが、このことにより龍馬はさらに多くの勢力に命を狙われることになります。こうした対立構図のなかには、幕末史に詳しい人からすると疑わしいものもあるのでしょうが、この作品の流れに沿っているとは思います。久々に登場した勝には見せ場がありましたが、今さら言っても仕方のないこととはいえ、やはり新撰組が相変わらず情けない役割を担わされているのは、なんとも残念です。次回はいよいよ最終回となりますが、暗殺の黒幕はどう描かれるのでしょうか。今回の描写から推測すると、龍馬を殺したかった勢力は多いので、とくにどれか特定の勢力が黒幕というわけではなく、龍馬は殺されるべくして殺された、という説明になりそうな気がします
この記事へのコメント
いよいよ龍馬伝も来週で最終回になりますね。振り返ってみると、NHKは前作の天地人で家康、昔人気を博した人形劇三国志で呂蒙や曹操が極悪人に描かれていた過去からすると、勧善懲悪系が今まで多かったようです。
そのため、新撰組や武市さんが悪人や狭量に描かれているのを見ると、それもクオリティなんだろうと受け止めるしかないと言うのが残念です。慶喜公は軽薄才子と言う善悪・賢愚を兼ね備えた一面があったのに、なぜそれが描けなかったのか、甚だ疑問です。
ただ、それを除けばなかなかの作品だったと言うのが素直な感想です。
少し長くなりましたが、おりょうや弥太郎など主役級だけでなく、お元の救済、三好のニヒルな忠義、龍馬一家と岩崎家の心温まる話など終盤は素敵なお話が多く、終焉への盛り上がりは天地人や篤姫には無かったものなので、自分も期待する所です。それでは、失礼致します。
慶喜は、やたらと軽薄な面ばかりが目立ち、残念です。もうちょっと英傑としての側面も見せてくれるのかな、と期待していたのですが。