大相撲九州場所2日目、白鵬関の連勝が63で止まる

 昨日、大相撲九州場所は2日目を迎え、結びの一番で白鵬関が稀勢の里関に敗れてしまい、白鵬関の連勝は63で止まりました。正直なところ、稀勢の里関は白鵬関に善戦はしているものの、このところずっと白鵬関に負け続けていましたし、白鵬関のこのところの充実から考えて、白鵬関が負ける可能性はほとんどないと考えていたのですが、稀勢の里関が休むことなくよく攻めた、と言えるでしょう。白鵬関はまだ若いとはいえ、60連勝となると、さすがにもう一度達成するのは難しいでしょう。やはり、69連勝はとてつもない記録なのだな、と改めて思います。白鵬関の連勝記録が止まったことにより、九州場所への関心が一気に低下しそうですが、今場所はなかなか充実した取り組みが続いていると思いますので、何とか盛り上がってもらいたいものです。

 琴欧洲関はまたしても安美錦関にあっさりと負けてしまい、白鵬関も負けたとはいえ、こんなことでは今場所も優勝争いに加わることは難しそうです。日馬富士関は栃ノ心関相手に上手をとり、栃ノ心関には上手を与えなかったのですが、攻めきれずに負けてしまい、やはり状態がよくないようです。把瑠都関と阿覧関との取組は、把瑠都関が大苦戦しつつも波離間投げという珍しい決まり手で勝ちましたが、把瑠都関は何度か阿覧関に泳がされる場面が見られ、調子はあまりよくなさそうです。とはいえ、琴欧洲関が相変わらずの状態で日馬富士関も不調となると、白鵬関がすでに1敗となったわけですから、把瑠都関には優勝の好機と言えるでしょう。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック