凱旋門賞結果

 日本の日付では昨日、フランスで凱旋門賞が行なわれました。今年は、日本から宝塚記念馬のナカヤマフェスタと皐月賞馬のヴィクトワールピサが出走しましたが、日本馬が2頭同時に凱旋門賞に出走するのは、これが初めてとなります。レースは、ナカヤマフェスタが直線で狭いところから抜け出し、今年のダービー馬ワークフォースとの叩き合いとなりましたが、わずかにワークフォースに及ばず、僅差の2着というなんとも惜しい結果となりました。抜け出す時の不利がなければ、とも思いますが、多頭数だっただけに仕方のないところでしょうか。

 正直なところ、ヴィクトワールピサは距離に限界がありそうで、まったく勝負にならないだろうと思ったのですが、7着と予想以上に健闘しました。武豊騎手が上手く騎乗していたら、もっと上の着順もあったかもしれません。ナカヤマフェスタは、ヴィクトワールピサには先着する可能性が高いものの、よくて5着か6着だろうな、と思っていただけに、この結果には驚いています。このところずっと、日本競馬の芝路線の水準が低迷しているという印象を抱いてきたのですが、4歳馬からこのような強い馬が登場したことは、たいへん嬉しいものです。ナカヤマフェスタには、来年も凱旋門賞に挑戦するとともに、ドバイなど他にも海外の大レースに挑戦してもらいたいものです。

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