大河ドラマ『篤姫』第18回まで視聴しての雑感

 現在、2008年に放送された大河ドラマ『篤姫』が、NHKのBSハイビジョンで再放送されています。本放送時には第1回のみ視聴したのですが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200801article_9.html
一般の評判がよく、21世紀になってからの大河ドラマでは最高視聴率ということで、再放送が始まってから録画を始めました。しかし、作風が私には合いそうになく、他にも録画がたまっているので、録画だけして放置していたところ、あまり高価な録画機ではなく、あっという間にハードディスクの空き容量が少なくなってきたので、とりあえず何話か見て、録画した分を消すか、ブルーレイディスクに保存するか決めることにしました。

 視聴前は、第4回あたりまで見て脱落するだろうな、と思っていたのですが、私が予想していたよりもはるかに面白かったので、ずっと見続けて、ブルーレイディスクに保存することにしました。さすがに、高視聴率だっただけのことはあるな、と思ったものです。脚本は、昨年の大河ドラマ『天地人』はもちろんのこと、今年の大河ドラマ『龍馬伝』よりも優れているな、と思います。ただし、幕末を舞台とした大河ドラマというよりも、現代劇という性格がかなり強いのは否めず、この点では一部の大河ドラマファンに評判が悪いだろうな、と思います。

 歴史ドラマとしではなく現代劇としてみると、主人公の於一(篤姫)と準主人公?の肝付尚五郎(小松帯刀)、さらには二人とも縁の深い西郷吉之助(隆盛)・大久保正助(利通)といった薩摩の若者の成長がこの作品の見所になっています。篤姫が見台所となり、さらに天璋院と号するようになる過程で、さらなる成長が見られるのではないか、と期待しています。ただ、今後本格的に大奥での物語が展開するようになると、退屈するかもしれないな、との危惧はあります。しかし、小松帯刀が重要人物として取り上げられていることから、大奥での話が延々と続くというわけでもなさそうで、さほど心配しなくてもよさそうです。

 正直なところ、主役の宮﨑あおい氏については、結婚相手への印象がたいへん悪いこともあって、これまであまり好印象を抱いておらず、出演作品を見たことはほとんどなかったのですが、さすがに高く評価されているだけあって、若手女優としては演技が上手いな、と感心することがしばしばあります。率直に言って、宮﨑氏は美人とは言いがたいでしょうが、なかなか魅力的な顔立ちだとは思います。この点では、『龍馬伝』で第4のヒロインであるお元を演じる蒼井優氏と似ています。この作品を見て、私にとって宮﨑氏は好きな女優の一人となりましたが、出演作品を探して見よう、というほどの魅力はまだ感じていません。

この記事へのコメント

みら
2010年09月23日 11:10
こんにちわ

このタイミングの『篤姫』は、放映時より面白く感じると思います。

たしか当時(江戸博の学芸員の)新たな文書発見に関する新書が出版されていた記憶が・・・。

・・・あとは長州藩の吉田松陰から始まるドラマがあれば~。

ゲゲゲの水木さん、秀忠にピッタリだと私も思います。(笑)楽しみです。
2010年09月24日 06:20
長州藩の視点からの大河ドラマというと、『花神』でしょうか。

全話は残っておらず、総集編も見たことはないのですが、評価は高いようです。

この記事へのトラックバック

  • 大河ドラマ『篤姫』再放送終了

    Excerpt: 昨日、BSハイビジョンで昨年4月から放送されていた『篤姫』の再放送が終了しました。東北地方太平洋沖地震により、3月11日の最終回の再放送が途中で打ち切られたので、再々放送となりました。本放送時には、第.. Weblog: 雑記帳 racked: 2011-03-19 05:21