大相撲秋場所7日目、小林桂樹氏死去

 昨日、7日目を迎えました。注目はなんといっても結びの白鵬関と稀勢の里関の一番で、6日目に現九重親方の千代の富士関の53連勝に並んだ白鵬関が、昭和以降では単独2位となる54連勝に挑みました。今場所も白鵬関が充実しているのにたいして、稀勢の里関は不調で、白鵬関があっさりと54連勝を達成すると予想していたのですが、けっきょく白鵬関は勝ったものの、やや危ない場面もあり、稀勢の里関が健闘したと言えるでしょう。あるいは、さすがに白鵬関も緊張していたのかもしれません。この一番を見るかぎり、双葉山関の69連勝はまだ見えてこないな、というのが率直な感想です。

 千代の富士関との比較でいうと、朝青龍関が引退し、大関陣もさほど強力ではないということで、恵まれたところがあるのは否定できませんが、一人横綱のなか、ずっと緊張感を維持して勝ち続けているのは立派だと思います。6日目まで全勝の琴欧洲関は、旭天鵬関相手にやや手こずったものの危なげなく勝ち、全勝を守りました。今場所は、確かに全勝ではあるものの、危ない相撲も少なくなく、いつ崩れてもおかしくない脆さは残念ながら相変わらずだな、と思います。琴欧洲関には、なんとかこのまま優勝争いに加わったまま、14日目に予定されている白鵬関との一番まで勝ち進んでもらいたいものです。

 俳優の小林桂樹氏が今月16日に心不全のため86歳で亡くなった、と報道されました。ご冥福をお祈りいたします。数々の作品に出演した名優でしたが、もっとも印象に残っているのは大河ドラマ『風と雲と虹と』の平良将役で、主人公の平将門の父親役だったのですが、厳格さと優しさを併せ持つ理想の父といった感じがよく出ており、序盤での退場が残念でなりませんでした。陸奥時代の良将・将門父子が1回かけて描かれればよかったのに、と思います。

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