またしても小沢前幹事長の問題発言

 昨日、間近に迫った民主党代表選に出馬することを小沢一郎前民主党幹事長が表明し、菅首相の就任以来の迷走から、小沢前幹事長が民衆代表選で菅首相を破り、次期首相に就任する可能性が高くなってきました。自民党在籍時から小沢氏のことが心底嫌いな私には、なんとも嫌な展開となってきましたが、その小沢前幹事長が、一昨日の「小沢一郎政治塾」の講演で米国観を語り、「米国人は好きだが、どうも単細胞なところがあってだめだ」と述べた、と報道されました。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100825-OYT1T00995.htm

 もし、小沢信者の一部が言うように、「マスゴミ」とやらが小沢氏を本気で潰そうとしているのならば、今回の発言を大々的に報道し、外国の政府・報道機関にも「ご注進」して大問題になるはずですが、今のところ、大手マスコミはさほど騒いでいないようです。昨年の、「キリスト教もイスラム教も非常に排他的だ。その点仏教は非常に心の広い度量の大きい宗教、哲学だ。排他的なキリスト教を背景とした文明は今、欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ」との小沢氏の発言についても、日本の大手マスコミはあまり騒ぎませんでしたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200911article_12.html
https://sicambre.seesaa.net/article/200911article_18.html
このような発言は、1986年の衆参同日選挙で圧勝した直後の、中曽根康弘首相(当事)の「知的水準発言」以上の大問題に発展しても不思議ではありませんでした。

 小沢氏は、たとえば森元首相や麻生元首相や鳩山前首相と比較すると、失言は少ないと一般には認識されているでしょうが、昨年の韓国での発言
https://sicambre.seesaa.net/article/200912article_15.html
https://sicambre.seesaa.net/article/200912article_18.html
もあわせて考えると、それほど見識がなく、調子のよいときには自制心に欠ける軽率な政治家なのでしょう。さすがに、首相に就任すれば自重しようとするでしょうが、とんでもない失言で日本の評判を下げる可能性がかなり高いのではないか、と不安です。

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