選抜高校野球決勝

 第82回選抜高校野球大会の決勝戦に進出したのは、日大三と興南でした。強力打線の日大三が、今大会屈指の左腕である興南の島袋投手をどう攻略するのか、という点に注目していました。試合は、中盤までは点の取り合いとなったのですが、後半は投手戦となり、延長戦に突入しました。後半は両校ともに決定打に欠け、このまま延長戦になるのかとも思ったのですが、延長12回表に興南が日大三の守備の乱れに乗じて一気に5点をとり、10-5で勝って選抜初優勝を果たしました。

 正直なところ、守備の乱れからの得点が多く、決勝戦としては物足りなさもありますが、延長戦に突入し、11回までは勝敗の行方がまったく分からなかったことから、なかなか面白い決勝戦だったと思います。興南は、出場校が決定したときには、帝京に次ぐ優勝候補と考えていたくらいで、
https://sicambre.seesaa.net/article/201001article_30.html
組み合わせ決定後には、興南ではなく智弁和歌山が準々決勝に進出すると予想したものの、
https://sicambre.seesaa.net/article/201003article_17.html
興南が勝ち上がっても不思議ではないと思っていたので、興南の優勝には納得しています。

 興南は、昨年は春夏ともに甲子園では初戦で敗退し、貧打のチームという印象をもっていたのですが、今大会は、大会屈指の左腕である島袋投手に頼るのではなく、打撃でも力のあるところを見せました。2年前にも沖縄の沖縄尚学が選抜で優勝しましたが、当時の沖縄には浦添商という全国上位の水準のチームがもう1校存在し、夏の選手権大会の沖縄県予選決勝戦で沖縄尚学は浦添商に敗れてしまいました。興南はおそらく夏の選手権大会にも出場できるでしょうが、春夏連覇ができるか否かは、2番手以降の投手の成長次第でしょう。

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