『ゲゲゲの女房』安来編

 昨日、婚礼が終わり、いよいよ今日か明日からは東京を舞台として物語が展開していくことになります。ここまでの安来編は、派手さこそないものの、しっかりとした作りになっており、なかなか楽しめています。ただ、この安来編の出来がなかなかよいだけに、やや展開が速いのが残念で、もう少し詳しく描いてほしかったな、とも思います。もちろん、表題の通り、主人公と漫画家である夫との結婚生活が主題なのですから、安来編が駆け足気味になったのは仕方のないところではありますが。

 安来編でよかったのは子役時代の主人公2人で、内気で目立たないという設定の主人公役に適任でした。一方、成人後は、演じる松下奈緒氏が派手な美人だけに、外見で言うとミスキャストなのですが、総合的に見ると松下氏はなかなか好演していると思います。今後の東京編では、これまでとは周囲の人物がすっかり入れ替わるだけに、不安でもあり、楽しみでもあります。

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