大河ドラマ『龍馬伝』第１２回「暗殺指令」

　暗殺指令とは、土佐勤王党の盟主である半平太が吉田東洋を標的として土佐勤王党の構成員に命じたことなのかと思っていたら、それだけではなく、後藤象二郎も弥太郎に龍馬の暗殺を命じていたのは意外でした。後藤の心理描写はありきたりとも言えますが、分かりやすいとも言えるわけで、そうした分かりやすさがこの作品の特徴になっていると思います。後藤象二郎役の青木崇高氏を見るのは『ちりとてちん』以来なのですが、なかなか適役だと思います。

　このところ、毎回同じことを述べているのですが、この作品における半平太の描かれ方は、龍馬とは対照的で、しかも、龍馬の印象を上げるという目的もあってか、半平太の器の小ささが強調されるというものになっているため、見ていて半平太が気の毒にさえ思えてきます。もちろん、じっさいの半平太にも苦悩や限界はあったのでしょうが、多くの人に慕われてその人物を高く評価され、土佐勤王党の盟主になったわけですから、もうちょっと優秀なところを印象づけるような描写があってよいのではないか、と思います。

Comments

[みらばー]

こんにちわ
弥太郎はあまりの汚さに、身内からクレームがついたってききますけど、半平太もそうなりそうなくらいショボイですか。？
来週で第一部が終了らしいですけど、第二部はいつからはじまるか御存知？その間『坂の上の雲』が入るって事はないのでしょうか？

[劉公嗣（管理人）]

半平太については、子孫がいれば抗議があっても不思議ではないと思います。

第二部は第一部終了の翌週から始まるのではないでしょうか。

『坂の上の雲』第二部の放送は今年の１２月です。