歴史は物語?
なかなか共感するところの多い記事を読みました。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20100317/1268805624
このブログは以前からブックマークしていたのですが、私の関心と重なるところが多いようです。現代日本社会における、「古い考えを打破した反逆児」としての織田信長像は、堺屋太一氏の見解に代表される、と私は考えているのですが、堺屋氏の見解には大いに疑問が残ります。
https://sicambre.seesaa.net/article/200801article_13.html
近年の江戸時代賛美論については、私も違和感を表明したことがありましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200701article_14.html
この記事を執筆した後に、江戸時代賛美論についての認識がやや変わりました。それは、江戸時代賛美論に肯定的になったということではなく、江戸時代賛美論の支持者の特徴についてです。以前は、江戸時代賛美論者はもっぱら「左翼」に批判的な人々だと思っていたのですが、最近では、「左翼」の側に江戸時代賛美論者が増えてきているようで、
http://luxemburg.blog112.fc2.com/
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008
その主張の根底には、明治時代を徹底的に否定したい、という動機があるのではないか、と考えています。
日本でもすっかり定着した感のある「創られた伝統」論についても、夫婦別姓問題をめぐる歴史認識についての記事で、行き過ぎがあるように思えて違和感を表明したことがありましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200802article_7.html
「創られた伝統」との指摘は実証的であるがゆえに知的興奮があるわけで、そのことを忘れてはならないだろう、と思います。
http://d.hatena.ne.jp/tonmanaangler/20100317/1268805624
このブログは以前からブックマークしていたのですが、私の関心と重なるところが多いようです。現代日本社会における、「古い考えを打破した反逆児」としての織田信長像は、堺屋太一氏の見解に代表される、と私は考えているのですが、堺屋氏の見解には大いに疑問が残ります。
https://sicambre.seesaa.net/article/200801article_13.html
近年の江戸時代賛美論については、私も違和感を表明したことがありましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200701article_14.html
この記事を執筆した後に、江戸時代賛美論についての認識がやや変わりました。それは、江戸時代賛美論に肯定的になったということではなく、江戸時代賛美論の支持者の特徴についてです。以前は、江戸時代賛美論者はもっぱら「左翼」に批判的な人々だと思っていたのですが、最近では、「左翼」の側に江戸時代賛美論者が増えてきているようで、
http://luxemburg.blog112.fc2.com/
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008
その主張の根底には、明治時代を徹底的に否定したい、という動機があるのではないか、と考えています。
日本でもすっかり定着した感のある「創られた伝統」論についても、夫婦別姓問題をめぐる歴史認識についての記事で、行き過ぎがあるように思えて違和感を表明したことがありましたが、
https://sicambre.seesaa.net/article/200802article_7.html
「創られた伝統」との指摘は実証的であるがゆえに知的興奮があるわけで、そのことを忘れてはならないだろう、と思います。
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