大河ドラマ『天地人』第33回「五人の兼続」

 昨日放送分の感想です。石田三成の苦悩と、兼続・三成の友情が描かれた回となりました。兼続と三成の友情は、『天地人』を構成する主要な物語の一つらしいのですが、これまでは、二人の友情が丁寧に描かれてきたとは言いがたいところがありました。これは、兼続と景勝、兼続とお船との関係のほうが重視されている以上、仕方のないところでしょう。兼続が上杉家の重臣で、上杉家と豊臣政権との取り次ぎ的な役割を担っていたとはいえ、中央政権の根幹制度の設計に直接関与できたとは思えないのですが、ドラマですから、まあ仕方のない描写だったかな、とも思います。

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