大河ドラマ『天地人』第28回「北の独眼竜」

 一昨日放送分の感想です。今回は伊達政宗がはじめて登場し、重要な役割を担いました。政宗は兼続・上杉家と対照的な人物として描かれており、悪役的な存在ということになるのでしょう。もっとも、『天地人』の作風からとすると、兼続が死ぬまでにお互いに理解しあうという結末になりそうではありますが。政宗が、外見・言動ともに小物感全開だったのは残念ですが、これは意図的な脚本・演出だと思いたいものです。伊達政宗は、大河ドラマの影響もあってか、現在ではたいへん人気の高い戦国~江戸初期の人物となっており、政宗に重要な役割を担わせることで、視聴率を維持していこう、との意図もあるのかもしれません。

この記事へのコメント

野良
2009年07月14日 00:30
劉さんこんばんわ。
今日は相撲のお話かと思いましたが天地人の話題なのですね。
伊達は戦国武将らしさがあり私は好きです。大河ドラマの中では『独眼竜正宗』の渡辺謙が印象的でしたね。今回の配役でメゴ姫が渡辺謙の娘の杏ちゃん(元海外モデル)と気がつきましたか?多分それは浅いNHKの策略なのですワラ。松田勇作の息子との夫婦役で、二世タレントひいきの御時世ですね。
私は以前から武田・上杉にあまり興味がないので、家臣の直江も好きではないのかもしれません。この時代北の武将は地味でつまらないという勝手な印象が拭い切れないのです。唯一伊達家が領地拡大を成功させて一応江戸初頭まで権力を保つくらいで北は全般的に地味かなと・・・。劉さんに、この固定観を変えていただけるアッと驚く真実をおしえていただけると嬉しいです。
先日の内藤湖南ですが、どこかで入手して夏中には読んでみたいと思います。どうも有難うございます。
2009年07月14日 23:46
そういえば、昨年の配役発表のときに、伊達政宗夫妻が2世同士、しかも妻の方はかつて大河ドラマで政宗を演じた人の娘、ということが話題になっていました。もちろん、NHKも狙っているのでしょうけど。

謙信死後の上杉は、一般的にはやや地味な感があるのは否めませんね。

この時代の上杉の領国整備などを見ていけば、色々と面白いこともあるのでしょうが、残念ながら私も詳しくないので、今後の課題です。

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