帝王賞結果

 昨日、大井では帝王賞が行なわれました。レースは、アジュディミツオーが遅い流れで逃げたのですが、やはり好調時の能力には遠く及ばないためか、2・3番手につけたフリオーソとヴァーミリアンに3角前で早くもかわされてしまい、けっきょく10着と大敗してしまいました。直線では、フリオーソとヴァーミリアンが後続を突き放し、2頭の叩き合いになるのかと思ったのですが、それも一瞬のことで、すぐにヴァーミリアンがフリオーソを楽にかわし、2着のフリオーソに3馬身差をつけて完勝しました。

 ヴァーミリアンは、昨年の東京大賞典くらいのレースができれば、完勝もあると予想していたのですが、その予想通りの走りを見せてくれました。ヴァーミリアンは、もう全盛期の能力を取り戻すことはないでしょうが、それでもまだ一線級としてしばらくは活躍できそうです。何かと騎乗を批判されることの多い武豊騎手ですが、ヴァーミリアンでは昨日のように無難な騎乗をすることが多いと思います。2着のフリオーソは、まあこんなものといった感じで、ヴァーミリアンとは決定的な差があるということなのでしょう。3歳時には、アブクマポーロ級の名馬になるのではないか、とも期待していたのですが、どうも3歳時からあまり成長していないようで、残念でなりません。

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