2011年の大河ドラマは『江~姫たちの戦国~』

 再来年(2011年)の大河ドラマは『江~姫たちの戦国~』に決定しました。江(崇源院)は浅井長政と織田信長の妹(異説もあります)である市との間の三女で、同母姉に、豊臣秀頼の生母である淀の方と、京極高次の正室である初(常高院)がいます。この三姉妹は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康との関係が深く、その生涯も話題性もじゅうぶんということから、この三姉妹を主人公にした大河ドラマがいつか作られるのではないかな、と予想していたので、江が主人公となったことに意外な感はありません。

 これで、2006年以降の大河ドラマの時代背景は、戦国→戦国→幕末→戦国→幕末→戦国となり、このところ戦国時代か幕末しか扱っていないことになります。しかも、『風林火山』以外の戦国ものでは織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三人が重要人物として登場することになり、戦国ものとはいっても、実質的には織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三人頼みということになります。1990年代前半のように、他の時代も積極的に取り上げてほしいものですが、視聴率を考えると、なかなか難しいのでしょう。

この記事へのコメント

野良
2009年06月19日 07:40
こんにちわ、大河ドラマもそろそろ趣を変えて欲しいですね。
鎌倉・平安時代や茶道家、禅僧などの主人公がみたいです。武家はそろそろ飽きました。
2009年06月19日 23:50
そうですねぇ、平安時代の大河ドラマは久々に見たいものですが、視聴率だけではなく、時代考証の難しさもあるのでしょう。

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