天皇賞(春)結果

 昨日、京都では天皇賞(春)が行なわれました。混戦模様とも言われていましたが、最終的にはアサクサキングスがやや抜けた人気となりました。レースは、テイエムプリキュア→ホクトスルタン→シルクフェイマス→ホクトスルタンと次々と先頭が変わる速い流れとなり、当初は中段から競馬をしていたマイネルキッツが、直線では内を通り、アルナスラインとの叩き合いを制して勝ちました。

 マイネルキッツはこれが重賞初制覇で、天皇賞(春)が重賞初制覇となったのは、1980年のニチドウタロー以来となります。ニチドウタローはまだ4歳だったのにたいして、マイネルキッツは6歳であり、成長の余地の大きい4歳馬ならともかく、重賞未勝利の6歳馬が天皇賞(春)を勝つとは、現在の古馬戦線の水準の低さを証明した結果だと言うべきでしょう。芝路線の現4・5歳世代の水準の低さは深刻で(5歳牝馬世代は強いのですが)、なんとも困ったものです。

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