ドラマ８『Ｑ．Ｅ．Ｄ． 証明終了』第８回「罪と罰」

　昨日放送分の感想です。屈折した心理の大学院生が中心となった話で、主役２人の影が薄くなった感があるのは、やや残念ではありました。基本的には深刻な話なのですが、大学院生の屈折した心理描写には滑稽なところがありましたし、可奈の登場場面はコメディー色の強いものでしたから、救いようのないオチではありましたが、あまり憂鬱な気分にはなりませんでした。

　やや説明不足な感はありましたが、随所にさりげなく手がかりが示されており、一種のサイコスペンスとして見れば、なかなか面白かったように思います。可奈と燈馬はかなり打ち解けた感じになってきましたが、残り２回で、それがどのように話に活かされるのか、楽しみにしています。可奈役の高橋愛さんは、屈託のない女性を演じるのがなかなか上手く、魅力的な女優さんだな、と思います。