ウイニングポストシリーズの回顧
ウイニングポストシリーズは、初代からPKも含めてほとんどすべてのPC版を購入してきたのですが(2PLUSは、PC-98DOS版を購入してWin版は購入しませんでした)、さすがにウイニングポストワールドのような改悪品は購入しませんでした。ウイニングポストワールドは外伝的な作品であり、正統的な8が発売されるという期待もあるのですが、その可能性は低く、おそらくウイニングポストシリーズは7で事実上終了ということになるのでしょう。この記事では、ウイニングポストシリーズの事実上の終了をうけて、これまでの7作品について回顧していくことにします。1と2はPC-98DOS版、3~7はWindows版を購入しました。
●1・1PK
今となってはもちろんですが、当時でも、番組数の少なさとレースシーンの貧弱さは不満でした。しかし、血統をつないでいくという箱庭的面白さと、厩務員との会話などに見られる製作者側の競馬への情熱が感じられて、なかなか楽しめました。凱旋門賞に勝った後に見られるエンディングはなかなか感動的でした。
●2PLUS・2PLUSPK
このウイニングポスト2のみ、PC版ではなく家庭用ゲーム機での先行発売となり、そのため、後発となったPC版は2PLUSというタイトルになりました。ウイニングポストシリーズで唯一プレイ期間が限定された作品ですが、豊富なイベントが用意されていることもあり、たいへん楽しめました。ただ、ダート馬があまりにも不遇な扱いを受けていたのが残念でした。レースシーンは1よりもかなり改善されており、ゲーム内の競馬新聞の有力3歳馬(現表記2歳)紹介とクラシック展望はとくに楽しみだったのですが、これが後のシリーズでは劣化してしまったのが残念です。
●3・3PK
重要な目的は選択した種牡馬の系統確立です。この3から、ダビスタを意識したのか、配合理論が採用され、最強馬生産がじゅうような目的となりました。しかし、この3の配合理論はニックス偏重で、強い馬の生産パターンは限定されており、そのこともあるのですが、ウイニングポストシリーズのなかではもっとも楽しめなかった作品です。ただ、プレイヤーが放牧を指示できるようになった点はよかったと思います。
●4・4PK
海外のレース数が劇的に増加し、配合理論も増えて、3よりもずっと楽しめる作品となりました。距離適性がたいへん厳しく、適性距離外では惨敗することの多かったことが印象に残っています。コース適性は、芝・ダートともに4段階に区分されており、この仕様が5以降の作品で継承されなかったのは残念です。
●5・5PK
6・7の基本的な形は5で定まりました。5までは、作品ごとに大きな仕様改変の見られたウイニングポストシリーズですが、この5から7マキシマム2008までは、馬の能力なども含めて大きな改変は見当たりません。この5もなかなか楽しめ、とくに種牡馬評価はなかなか楽しめたのですが、これが6・7では継承されなかったのが残念です。
●6・6PK
6の特徴は海外牧場の開設が可能となったことで、この点も含めて、5からの改善点が色々と見られ、とくに6PKでの1週間単位での放牧仕様(従来作は一ヶ月単位)は、たいへんよかったと思います。6PKは完成度が高く、たいへん楽しめた作品ですが、親系統の確立という仕様がなかったのは残念でした。
●7・7PK・7マキシマム2008
1984年からのプレイが可能となり、過去の名馬との対決のみならず、ライスシャワーやサイレンススズカのようにレース中の事故で死亡した名馬を救えたり、過去の名馬を生産しなかったりといったように、過去の競馬に介入できるのが特徴です。色々と不満もありますが、これまでの作品のなかでは一番のお気に入りです。できれば、史実期間終了後のシナリオも用意してもらいたかったのですが、これは7マキシマム2008で実現しました。シナリオを増やし、過去の良い点(2PLUSの新馬紹介とクラシック展望・4のコース適性・5の種牡馬コメント・6の馬主導入など)を導入していけば、7のマイナーバージョンとして今後も楽しめると思っていただけに、外伝的要素が強いとはいえ、ワールドのような改悪品が発売されたのは残念でなりません。
●1・1PK
今となってはもちろんですが、当時でも、番組数の少なさとレースシーンの貧弱さは不満でした。しかし、血統をつないでいくという箱庭的面白さと、厩務員との会話などに見られる製作者側の競馬への情熱が感じられて、なかなか楽しめました。凱旋門賞に勝った後に見られるエンディングはなかなか感動的でした。
●2PLUS・2PLUSPK
このウイニングポスト2のみ、PC版ではなく家庭用ゲーム機での先行発売となり、そのため、後発となったPC版は2PLUSというタイトルになりました。ウイニングポストシリーズで唯一プレイ期間が限定された作品ですが、豊富なイベントが用意されていることもあり、たいへん楽しめました。ただ、ダート馬があまりにも不遇な扱いを受けていたのが残念でした。レースシーンは1よりもかなり改善されており、ゲーム内の競馬新聞の有力3歳馬(現表記2歳)紹介とクラシック展望はとくに楽しみだったのですが、これが後のシリーズでは劣化してしまったのが残念です。
●3・3PK
重要な目的は選択した種牡馬の系統確立です。この3から、ダビスタを意識したのか、配合理論が採用され、最強馬生産がじゅうような目的となりました。しかし、この3の配合理論はニックス偏重で、強い馬の生産パターンは限定されており、そのこともあるのですが、ウイニングポストシリーズのなかではもっとも楽しめなかった作品です。ただ、プレイヤーが放牧を指示できるようになった点はよかったと思います。
●4・4PK
海外のレース数が劇的に増加し、配合理論も増えて、3よりもずっと楽しめる作品となりました。距離適性がたいへん厳しく、適性距離外では惨敗することの多かったことが印象に残っています。コース適性は、芝・ダートともに4段階に区分されており、この仕様が5以降の作品で継承されなかったのは残念です。
●5・5PK
6・7の基本的な形は5で定まりました。5までは、作品ごとに大きな仕様改変の見られたウイニングポストシリーズですが、この5から7マキシマム2008までは、馬の能力なども含めて大きな改変は見当たりません。この5もなかなか楽しめ、とくに種牡馬評価はなかなか楽しめたのですが、これが6・7では継承されなかったのが残念です。
●6・6PK
6の特徴は海外牧場の開設が可能となったことで、この点も含めて、5からの改善点が色々と見られ、とくに6PKでの1週間単位での放牧仕様(従来作は一ヶ月単位)は、たいへんよかったと思います。6PKは完成度が高く、たいへん楽しめた作品ですが、親系統の確立という仕様がなかったのは残念でした。
●7・7PK・7マキシマム2008
1984年からのプレイが可能となり、過去の名馬との対決のみならず、ライスシャワーやサイレンススズカのようにレース中の事故で死亡した名馬を救えたり、過去の名馬を生産しなかったりといったように、過去の競馬に介入できるのが特徴です。色々と不満もありますが、これまでの作品のなかでは一番のお気に入りです。できれば、史実期間終了後のシナリオも用意してもらいたかったのですが、これは7マキシマム2008で実現しました。シナリオを増やし、過去の良い点(2PLUSの新馬紹介とクラシック展望・4のコース適性・5の種牡馬コメント・6の馬主導入など)を導入していけば、7のマイナーバージョンとして今後も楽しめると思っていただけに、外伝的要素が強いとはいえ、ワールドのような改悪品が発売されたのは残念でなりません。
この記事へのコメント
三國志は、7まではやっていないのですが、8以降はやっていません。
近年は三國志も信長の野望も新作が出ていないようで、ウイニングポストもそうなるのかと思うと、寂しいものです。