大河ドラマ『天地人』第8回「謙信の遺言」
昨日放送分の感想です。手取川の戦いに兼続が参加しなかったのは意外でした。この時期までの兼続の確実な事績はほとんど分かっていないはずで、兼続と信長との会見が描かれたくらいなのですから、兼続が手取川の戦いで大活躍しても不思議ではなさそうなものですが。そもそも、手取川の戦い自体よく実像が分からず、創作の余地は多分にあったのではないでしょうか。
冒頭の兼続と初音との会話が、第5回よりもずっとましになっていたのはよかったと思います。とくに、初音役の長澤まさみさんの演技はなかなかのもので、以前にも述べたように、台詞回しに難があるとはいえ、表情の作り方には見るべきものがあります。お船役の常盤貴子さんもそうですが、この『天地人』の女優陣は華があってなかなかよいと思います。
手取川の戦い後、蟄居が解かれた兼続は謙信と面会し、謙信から自分の唯一の弟子だと伝えられますが、これまでの話の流れからすると、唐突な感は否めず、かなり無理があったように思います。もちろん、ドラマである以上こうした創作は許されるべきだと思いますが、それならば、物語のうえでそれ相応の説得力を持たせるような話の展開にすべきであり、やはり脚本に大きな問題があるのではないか、と思います。もっとも、これは脚本だけではなく、原作の問題でもあるのかもしれません。
冒頭の兼続と初音との会話が、第5回よりもずっとましになっていたのはよかったと思います。とくに、初音役の長澤まさみさんの演技はなかなかのもので、以前にも述べたように、台詞回しに難があるとはいえ、表情の作り方には見るべきものがあります。お船役の常盤貴子さんもそうですが、この『天地人』の女優陣は華があってなかなかよいと思います。
手取川の戦い後、蟄居が解かれた兼続は謙信と面会し、謙信から自分の唯一の弟子だと伝えられますが、これまでの話の流れからすると、唐突な感は否めず、かなり無理があったように思います。もちろん、ドラマである以上こうした創作は許されるべきだと思いますが、それならば、物語のうえでそれ相応の説得力を持たせるような話の展開にすべきであり、やはり脚本に大きな問題があるのではないか、と思います。もっとも、これは脚本だけではなく、原作の問題でもあるのかもしれません。
この記事へのコメント