有馬記念結果

 中山では今年の中央競馬を締めくくる有馬記念が行なわれました。レースは、逃げたダイワスカーレットがそのまま押し切って完勝しました。今回も、ダイワスカーレットは楽に逃げることができ、その意味ではまたしても恵まれたとも言えるのですが、前につけたメイショウサムソンが8着と惨敗しているように、前にいた馬には厳しい流れとなっただけに、ここは素直にダイワスカーレットの実力を誉めるべきでしょう。

 ただ、ダイワスカーレットはこれが今年のGI初勝利となり、年度代表馬争いでは、安田記念と天皇賞(秋)を勝ったウオッカのほうが有利でしょう。昨年は、64年ぶりの牝馬による日本ダービー勝ちのウオッカが、最優秀3歳牝馬の座をダイワスカーレットに譲ってしまいましたが、今年は、37年ぶりの牝馬による有馬記念勝ちを達成したダイワスカーレットが最優秀4歳以上牝馬・年度代表馬をウオッカに譲ることになりそうで、この2頭は昨年とは立場が正反対になりそうです。おそらく、昨年のウオッカと同様に、ダイワスカーレットには特別賞が与えられるのでしょう。

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