大相撲九州場所千秋楽

 白鵬関と安馬関が2敗で千秋楽を迎えるという展開になりました。大関昇進をほぼ確実にしていた安馬関は、把瑠都関に上手を与えず、完勝して大関昇進を決定的にしました。白鵬関も琴光喜関を豪快な上手投げで 破り、安馬関と白鵬関との優勝決定戦になりました。

 優勝決定戦は熱戦となり、最後は白鵬関が安馬関の首を押さえつけて強引に上手投げで勝ち、優勝しました。力の差を見せつけてやろうという白鵬関の強い気持ちの出た一番で、この気の強さは白鵬関の長所でもあるでしょうが、それが強引さにもつながるところがあり、今後はこの強引さをいかに抑えていくかが、白鵬関にとっての課題となるでしょう。

 琴欧洲関の千秋楽は、先場所に続いて7勝7敗での千代大海関との一番で、今場所も琴欧洲関があっさりと引き落として勝ちました。千代大海関はすでに勝ち越しを決めているだけに、またしても色々と言われるでしょうが、千代大海関の優しさからすると、この結果も仕方のないところだと言うべきなのでしょう。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 熱戦を 制す王者が 有終美

    Excerpt: 平成二十年十一月(九州)場所(於・福岡国際センター)は、千秋楽。   日本相撲協会「本場所情報」   銀河大角力協会  各年寄名跡別に、代々の襲名者を集めた「年寄名跡代々襲名者一覧」を新設しまし.. Weblog: 銀河後悔日誌 racked: 2008-11-23 18:12