天皇賞(秋)結果

 東京では天皇賞(秋)が行なわれ、逃げたダイワスカーレットをウオッカとディープスカイが追い込んできて、直線では大接戦になるという見応えのあるレースになり、わずかにウオッカがダイワスカーレットを差して勝ちました。テレビで見ていたかぎりでは、ダイワスカーレットがわずかに残っていたように見えたので、やや意外でした。

 ダイワスカーレットは、時計の出る馬場で楽に先行できたとはいえ、やや速い流れでしたし、休み明けでしたから、直線では失速するのかと思っていたところ、すばらしい粘りを見せ、負けたとはいえ、文句なしに史上最強牝馬候補の1頭になったと思います。ウオッカは、最初やや行きたがっていたように思うのですが、やはり東京コースは得意ということなのでしょう。両牝馬ともにジャパンカップに出走してもらいたいものですが、激走の反動が気になるところです。

 僅差の3着は3歳のディープスカイで、今年の3歳世代では抜けた存在とはいっても、世代の水準がかなり低そうなだけに、通用するだろうかと思っていたのですが、他世代の一線級とも互角に戦えることを証明しました。来年は、2400mまでならこの馬が主役になりそうです。

 レコード決着の大接戦で、実力上位と見られていた馬が上位に来たということで、歴史に残る名レースと後々まで語られることになるのでしょうが、僅差の4着(1着のウオッカと同タイム)はカンパニーで、水準はそれほどでもないかな、と思います。ウオッカのレーティングが安田記念を超えることはないだろう、と予想します。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 【競馬】天皇賞秋・回顧

    Excerpt: いやあ・・・すごい競馬だったね。天皇賞。朝から前残りの展開が続いてたので、内目のコースはかなりよかったのでしょう。それを差し引いても休み明けであのペースで逃げてのダイワスカーレットの粘り。いやあ驚きま.. Weblog: にたろうの退屈な日々 racked: 2008-11-03 00:23