世界最古の火葬場跡
世界最古の火葬場跡がシリア北西部で発見された、と報道されました。この報道でも触れられているように、火葬の痕跡は更新世のオーストラリアにまでさかのぼるとされていますが、明らかな火葬場としては、現時点ではこのテル=エル=ケルク遺跡が最古のものということになりそうです。
この発見についての解釈で注目されるのは、火葬には大量の木材が必要であり、火葬されていない人もいることから、何らかのステータスがある人が火葬にされたのではないか、というものです。ただ、発見された人骨のうち4割以上が火葬されており、火葬がステータスの証だとしても、それほど他と隔絶したものではなく、この集落の階層化はまだあまり進んでいなかった、とも考えられます。
この発見についての解釈で注目されるのは、火葬には大量の木材が必要であり、火葬されていない人もいることから、何らかのステータスがある人が火葬にされたのではないか、というものです。ただ、発見された人骨のうち4割以上が火葬されており、火葬がステータスの証だとしても、それほど他と隔絶したものではなく、この集落の階層化はまだあまり進んでいなかった、とも考えられます。
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