ネアンデルタール人の顔の復元

 ネアンデルタール人の顔はこれまでいくども復元されていますが、ネアンデルタール人骨のDNA分析に基づいた、ネアンデルタール人女性の顔の復元図が報道されました。ネアンデルタール人のDNAの分析から、ネアンデルタール人の肌の色は薄く、赤毛か金髪だったのではないか、と推測されていますが(関連記事)、そうした研究成果も取り入れた、ひじょうに興味深い復元図になっています。

 この復元図がどこまで妥当なのか、今後さらなる検証が必要になるでしょうが、かなりのていど妥当なものだとすると、やはりホモ=サピエンスと近縁な集団だけあって、現代人とよく似ているなあ、と思います。現代の都会の女性によく見られるような髪型・服装・化粧をすれば、現代人の成人女性の中に入っても違和感がないだろうな、と思います。

この記事へのコメント

hapipi
2008年09月21日 23:12
思ったよりも可愛いですね。率直に言わせてもらえるなら、こういう人たちが近くに住んでいながら交雑しなかったなんてちょっと信じられないなぁ。外見だけで言えばですが。
2008年09月22日 07:06
外見がこの復元図通りだとしても、体臭や行動様式などが交雑を妨げたのかもしれません。

もっとも、ネアンデルタール人と現生人類との間に交雑があった、と私は考えています。

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