大量絶滅の要因

 生物史において、しばしば大量絶滅が起きたことが以前から知られていますが、その要因について論じた研究(Peters., 2008)が公表されました。この研究では、古生代と中生代および新生代の海底生物群集の顕著な違いの要因が何なのか、説明されています。

 この研究によると、古生代では海底の大部分が炭酸塩類から構成されていましたが、その後の時代の海底はほとんどが砂質でした。さらに、海水準の上下動と堆積物の沈積は、おもに海洋動植物の種の絶滅と歩調がそろっていました。海水準変動と関連する海洋環境の変化が絶滅速度に影響を及ぼし、海洋生物の構成を全般的に決定している可能性が高まった、と考えられます。


参考文献:
Peters SE.(2008): Environmental determinants of extinction selectivity in the fossil record. Nature, 454, 626-629.
http://dx.doi.org/10.1038/nature07032

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