第90回全国高校野球選手権大会9日目
第1試合では、貧打と言われながら1回戦で鋭い当たりを連発し、14点をとった鹿児島実が宮崎商と対戦し、宮崎商は好投手を擁するチームだけに、鹿児島実の打撃力を評価するうえでも注目していました。試合は、投手力・守備力の優れたチーム同士の引き締まったものとなり、1-1で延長戦に突入し、鹿児島実が延長12回表に3点を入れて4-1で勝ちましたが、私がこれまで見たなかでは、今大会で一番の好試合でした。
鹿児島実はなかなか鋭い打球を飛ばしており、さすがに好投手相手だけに、延長11回まで1点しか取れませんでしたが、打撃力もまずまずのものがありそうで、県予選であまり打てなかったチームとは思えません。好投手を2人擁し、守備が鍛えられていて打撃もまずまずの鹿児島実は、優秀候補の一角と言ってよいかもしれません。
第4試合には、今年の選抜優勝校の沖縄尚学を破って甲子園出場を果たした浦添商が登場し、千葉経大付と対戦ました。千葉経大付も好投手を擁するなかなか実力のあるチームで、今年の選抜では準決勝に進出しているだけに、浦添商の実力を評価するにあたっては格好のチームだと思い、注目していました。
好投手を擁するチーム同士の対決だけに、点があまり入らない展開になると予想していたのですが、初回にいきなり浦添商が5点をとったかと思うと、その裏に千葉経大付が本塁打で2点を返したのには驚きました。その後も、浦添商が機動力を活かして序盤で10点をとると、千葉経大付が中盤以降に反撃して9点をとるなど、まったく予想外の展開となり、けっきょく終盤に突き放した浦添商が12-9で千葉経大付に勝ちました。
浦添商は守備も打撃もなかなかのものがあり、なによりも走力が素晴らしいのですが、今大会屈指と言われている伊波投手が予想外に打ち込まれてしまい(途中やや気が抜けていて、そのために打ち込まれたように思うのですが)、今後に不安を残しました。ただ、9点とられたとはいえ、伊波投手がかなりの逸材であるのは間違いなく、調子を立て直してくれば(本気を出せば、と言うべきでしょうか)、そうそう打たれることはないでしょう。その意味で、やはり浦添商は優勝候補の一角と言うべきでしょうが、伊波投手が打ち込まれたことといい、中盤に打線が抑え込まれたことといい、脆さもあるチームであり、総合力では沖縄尚学のほうが上かな、というのが正直な印象です。
鹿児島実はなかなか鋭い打球を飛ばしており、さすがに好投手相手だけに、延長11回まで1点しか取れませんでしたが、打撃力もまずまずのものがありそうで、県予選であまり打てなかったチームとは思えません。好投手を2人擁し、守備が鍛えられていて打撃もまずまずの鹿児島実は、優秀候補の一角と言ってよいかもしれません。
第4試合には、今年の選抜優勝校の沖縄尚学を破って甲子園出場を果たした浦添商が登場し、千葉経大付と対戦ました。千葉経大付も好投手を擁するなかなか実力のあるチームで、今年の選抜では準決勝に進出しているだけに、浦添商の実力を評価するにあたっては格好のチームだと思い、注目していました。
好投手を擁するチーム同士の対決だけに、点があまり入らない展開になると予想していたのですが、初回にいきなり浦添商が5点をとったかと思うと、その裏に千葉経大付が本塁打で2点を返したのには驚きました。その後も、浦添商が機動力を活かして序盤で10点をとると、千葉経大付が中盤以降に反撃して9点をとるなど、まったく予想外の展開となり、けっきょく終盤に突き放した浦添商が12-9で千葉経大付に勝ちました。
浦添商は守備も打撃もなかなかのものがあり、なによりも走力が素晴らしいのですが、今大会屈指と言われている伊波投手が予想外に打ち込まれてしまい(途中やや気が抜けていて、そのために打ち込まれたように思うのですが)、今後に不安を残しました。ただ、9点とられたとはいえ、伊波投手がかなりの逸材であるのは間違いなく、調子を立て直してくれば(本気を出せば、と言うべきでしょうか)、そうそう打たれることはないでしょう。その意味で、やはり浦添商は優勝候補の一角と言うべきでしょうが、伊波投手が打ち込まれたことといい、中盤に打線が抑え込まれたことといい、脆さもあるチームであり、総合力では沖縄尚学のほうが上かな、というのが正直な印象です。
この記事へのコメント