選抜高校野球準決勝

 第一試合は聖望学園が4-2で千葉経済大学附属を、第二試合は沖縄尚学が4-2で東洋大姫路を破り、明日の決勝戦は聖望学園と沖縄尚学で行なわれることになりました。試合結果をネットで知っただけなので、試合の詳細についてはまだ把握していないのですが、東洋大姫路の佐藤投手が8回に4点も取られたのは意外でした。連戦ということで疲れがあったのでしょうか。決勝戦は好投手を擁するチーム同士の戦いとなりますが、決勝戦ともなるとかなり疲労がたまっているでしょうから、案外打ち合いになる可能性もあるでしょう。

 今日の決勝戦は、昨夏の選手権大会決勝のように録画する予定なのですが、昨夏の選手権大会決勝と同様に面白い試合になることを期待しています。昨夏の選手権大会決勝は、結果を知ってから録画した試合を見たのですが、8回裏1死までは、結果を知っていても、佐賀北が逆転できるとはとても信じられないような状況でした。審判の判定について色々と言われましたが、佐賀北の逆転劇の要因としては、代打策の成功のほうが大きかったように思います。

 近年になって、このように以前と同じく熱心に高校野球を見るようになりましたが、一時は高校野球をほとんど見ていませんでした。しかし、真夏の炎天下での投手の酷使など、色々と問題があるとはいえ、やはり高校野球は面白いものだと最近になって再認識しています。私の小さい頃は今よりも野球の人気が高く、私も野球部に所属したことがないとはいえ、空き地などで友人とよく野球をしましたし、高校野球も熱心に見ていたものです。けっきょく、子供の頃に刷り込まれた嗜好は、大人になっても強い影響を維持し続けるということなのでしょうか。

 その意味で、私の子供の頃とは違ってマスコミで頻繁に取り上げられるようになったサッカーへの高い関心(とくに日本代表の試合)は、今後長く続くのかもしれません。私も、サッカーの好きな知人とともにサッカーの試合を見たことがあるのですが、子供の頃の刷り込みがないためか、サッカーが面白いものだとは思えません。そのため、今でもサッカーに興味を持てず、日本代表の試合を見ることもありませんが、テレビや新聞で日本代表の試合を大々的に報道することが多くなったので、日本代表の動向を多少は知っています。

 それはともかくとして、高校野球を再び熱心に見るようになったとはいっても、プロ野球はぜんぜん見なくなったので、単純に子供の頃の嗜好を引きずっているというわけでもなさそうです。単純に技術水準で比較すると、もちろんプロ野球のほうがずっと上で、とくに守備の面ではそうなのですが(高校野球を見なくなった要因は、技術水準の低さにありました)、一度負けたら終わりというトーナメント戦の緊張感、試合のテンポといった点では高校野球のほうが面白く、野球自体の面白さも再認識しつつあるとはいえ、なかなかプロ野球を見ようという気にはなりません。

 これは、高校野球(春夏の甲子園大会)には一種の「祝祭」としての雰囲気があるのにたいして、プロ野球には長期間の戦いといういわば「日常の退屈さ」があることも原因なのかもしれません。とはいえ、野球自体の面白さを再認識しつつあるので、なにかの契機で、再びプロ野球を熱心に見るようになるかもしれません。

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