アメリカジョッキークラブカップ・平安ステークス結果

 中山ではアメリカジョッキークラブカップが行なわれ、逃げたアドマイヤメインが4角前で失速し、1番人気のドリームパスポートが早めに先頭に立ったのですが、ゴール前で差されて5着に終わりました。先頭に立つのが早すぎた感がありますが、アドマイヤメインがばてるのが早かったので、仕方のないところでしょうか。勝ったのは重賞で2着6回のエアシェイディで、父サンデーサイレンス・母エアデジャヴーという良血馬で、おそらく種牡馬入りするでしょうから、重賞を勝てたのはよかったと思います。逃げたアドマイヤメインは12着と惨敗でしたが、もっと後続を離して逃げたほうがよかったように思います。

 京都では平安ステークスが行なわれ、先に抜け出したクワイエットデイがメイショウトウコンの追い込みをおさえて勝ちました。クワイエットデイはレース前にゲートで暴れて騎手を振り落としたのですが、あまり影響はなく、すぐに落ち着いたということなのでしょう。人気のドラゴンファイヤーは9着と惨敗でしたが、勝ったクワイエットデイからは0.5秒差で、着順から受ける印象ほどには負けていません。後ろから行きすぎたのではないでしょうか。

 アメリカジョッキークラブカップでは7歳、平安ステークスでは8歳が勝ち、近年は重賞での高齢馬の活躍が目立ちます。獣医学・育成・調教の水準が向上しているということなのでしょうが、若い世代にも頑張ってもらわないと、競馬がつまらなくなってしまいます。しかし4歳牡馬は、16頭出走した今日のアメリカジョッキークラブカップにメイショウレガーロ1頭しか出走せず、そのメイショウレガーロも15着と惨敗したように、芝路線で悲惨なまでに弱く、今後も芝重賞では5歳以上の活躍が続きそうです。4歳牡馬が弱い分、4歳牝馬のダイワスカーレットとウオッカの奮闘に期待しています。

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