福田首相が民主党に連立政権を打診するも民主党は拒否
昨日の自民・民主の党首会談において、福田首相が小沢代表に連立政権協議を打診しましたが、民主党は即座に役員会を開催して拒否することを決めました。今の日本は国難と言ってよい状況にありますし、現実的な選択肢も限られていますから、現在のような膠着した国会状況だと、大連立もありだろうとの考えもあるでしょう。
ただ、現在の自公のような選挙協力も含めた連立となると難しいでしょうし、自民党と民主党という第一党と第二党が自公のように密着すれば、翼賛政治になりかねません。次の総選挙をにらむならば、やはり民主党にとって大連立は難しく、断ったのは当然だと言えます。衆院再可決の大義名分を得るために、福田首相が無理な提案をしたとの見方もできますが、さてどうなのでしょうか。
追記(2007年11月6日)
自民党との連立を役員会で否決された民主党の小沢代表は、11月4日の記者会見で代表辞任の記者会見を行ないました。しかし今日になって、鳩山幹事長らの説得を受けて、小沢代表は辞意を撤回しました。なんとも不可解な騒動でしたが、民主党にとって大事なこの時期に、民主党の評判を大きく下げってしまった小沢代表の言動には困ったものです。色々と思惑やしがらみがあったとは思いますが。
ただ、現在の自公のような選挙協力も含めた連立となると難しいでしょうし、自民党と民主党という第一党と第二党が自公のように密着すれば、翼賛政治になりかねません。次の総選挙をにらむならば、やはり民主党にとって大連立は難しく、断ったのは当然だと言えます。衆院再可決の大義名分を得るために、福田首相が無理な提案をしたとの見方もできますが、さてどうなのでしょうか。
追記(2007年11月6日)
自民党との連立を役員会で否決された民主党の小沢代表は、11月4日の記者会見で代表辞任の記者会見を行ないました。しかし今日になって、鳩山幹事長らの説得を受けて、小沢代表は辞意を撤回しました。なんとも不可解な騒動でしたが、民主党にとって大事なこの時期に、民主党の評判を大きく下げってしまった小沢代表の言動には困ったものです。色々と思惑やしがらみがあったとは思いますが。
この記事へのコメント
http://86959807.at.webry.info/200710/article_40.html#comment
さらに、小沢代表のほうから連立を持ちかけたという報道があり、小沢代表が辞任会見をすることになりました。
何だったのでしょうねぇ、この騒動は。
それなら、民主党を率いて、正攻法で自民党に挑み、政権交代を目指せばいいと思うのですが、民主党内閣では彼のホンネの所の政治は出来ないのでしょうか。小沢氏は、湾岸戦争時の経緯から言っても、実際は大幅な対米協力がしたいのでしょう。そう言えば、海上九には「反対」した癖に、アフガンへの地上部隊派遣など、自民党政権より過激な主張を行っていましたね。
まあ思い起こしてみると、石原都知事と野中元幹事長という、自民党のなかでも対極の立ち位置にいたであろう二人から行き過ぎた対米従属を批判され、マスコミを上手く使って自分の方針と合わない人々に守旧派とのレッテルを貼り、「改革路線」を大々的に打ち出したのが小沢代表でした。まあそんなわけで、私は昔から小沢代表が大嫌いでした。
小沢代表は小泉元首相の先駆者的存在とも言えるわけで(政敵にたいするレッテル貼り以外の面では中曽根元首相が先駆者とも言えますが)、対米従属・新自由主義という小泉路線を徹底的に批判していた人々のなかに、小沢代表を過剰に持ち上げる人がいるのがどうも不思議でなりませんでしたが、人間とは忘れやすい存在なのだということなのでしょうか。いやまあ、私もそうですけど。