大河ドラマ『風林火山』第４７回「決戦前夜」

　昨日放送分の感想です。景虎は関東管領を継承し、上杉政虎と名乗るようになります。その就任式の帰路、下馬して挨拶しなかったことを無礼として、政虎が成田長泰を鞭で打つというところで前回は終了しました。成田家は下馬せずに挨拶することを許された名門なので、成田長泰はこの仕打ちに怒り兵を引き上げ、他の関東諸将にも引き上げる者が出ます。

　さらに武田軍が国境に進軍したとの報も入り、上杉軍は越後に引き上げ、政虎の関東制圧は失敗に終わります。この間、原美濃が討ち死にしてしまいますが、初回から登場して勘助ともなにかと縁が深かっただけに、もうちょっと見せ場を作ってやってもよかったように思います。

　一方勘助は、養女としたリツと香坂弾正との結婚を決めて心残りをすべて解消し、上杉との決戦にいどもうとします。関東から越後に帰国した上杉軍は信濃へと出兵し、その知らせを受けた信玄が、重臣を集めて評定を開くというところで今回は終了です。今回は、いよいよ最終回が近くなったことを実感しました。中盤の山場だった上田原はいまいちだったので、川中島は面白い物語になるよう期待しています。