大河ドラマ『風林火山』第46回「関東出兵」

 昨日放送分の感想です。勘助は川中島に新たな城を築き、長尾(上杉)との決戦に備えようとしますが、容易には勝てないだろう、と香坂は警告します。最終回に向けての露骨な伏線ですなあ。一方景虎は、関東管領の上杉憲政を奉じて関東に攻め入り、関東の武将をしたがえて北条打倒を目指しますが、さすがに小田原城の攻略は難しく、景虎は単身で敵に接近するという無謀な行動に出ます。

 この間、成田長泰の妻を人質として同行させるなど、景虎がしだいに驕りつつあることを宇佐美は懸念しますが、『風林火山』においては、景虎は信玄とは対照的な役割を担っていると解釈していただけに、景虎にも驕慢の様子が見えることが描かれたのはやや意外でした。

 小田原城を包囲中に景虎は関東管領を継承し、上杉政虎と名乗るようになります。その就任式の帰路、下馬して挨拶しなかったことを無礼として、政虎が成田長泰を鞭で打つところで今回は終了です。伝兵衛と葉月・勘助と香坂など、今回はコメディー場面も多く、なかなか楽しめました。

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  • 風林火山 第46話

    Excerpt: さあ今週からまた仕切りなおし、ついにGackt景虎が関東・北条へ攻め込みます。 Weblog: 一期一会の彩りを求めて・・・ racked: 2007-11-19 00:27