大河ドラマ『風林火山』第45回「謀略!桶狭間」

 昨日放送分の感想です。寅王丸を用いた長尾の策略を黙認した今川に不信感を抱いた勘助は、上洛を決意して織田を滅ぼすために尾張に攻め入ることを決意した今川が負けるよう画策します。織田が桶狭間という地を調べていることを知った勘助は、今川家臣でかつて親交のあった庵原之政より義元が進路に迷っていると聞くと、義元に桶狭間を通らないよう義元に進言します。

 尾張に入っても進路に迷っていた義元は、最終的には勘助の進言にしたがわず桶狭間へと向かい、織田の奇襲にあって討ち死にします。しかし、義元の側にいた庵原之政ら家臣団が生還したのに、義元が首まで取られたのは不自然でした。それ以外の面では、義元が勘助を毛嫌いしているという設定が活かされるなど、なかなかの脚本だったように思います。寿桂尼と勘助の演技も素晴らしく、今年の大河ドラマの配役は見事だと思います。また、庵原之政の武者震い発言が再び聞けたのは嬉しいものです。視聴者の声を脚本・演出に反映させたということでしょうか。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック