小学館『日本の歴史』全16巻

 2007年11月より刊行が始まります。
http://www.shogakukan.co.jp/nrekishi/index.html
江戸時代に比重のおかれた構成になっているように思われますが、江戸時代がさまざまな点で近現代の日本社会の基点になったことを考えると、妥当なところでしょうか。そのぶん、通史ものでは2~3巻が割り当てられていることが多い、旧石器時代から古墳時代までがまとめて第1巻とされています。この長い時間が1巻でどのようにまとめられているのか、注目しています。小学館からは『大系日本の歴史』全15巻以来20年ぶりの日本史の通史の刊行となり、他社も含めてとなると、講談社の『日本の歴史』全26巻以来7年ぶりの刊行となります(この間、講座風の吉川弘文館『日本の時代史』が刊行されてはいますが)。近年、日本史の勉強を怠っていますので、最近の研究成果を知るためにも、全巻購入する予定です。

この記事へのコメント

2007年10月17日 00:16
貴重な情報有り難うございます。私も買ってみようと思います。
2007年10月17日 23:50
最新の通史ですから、期待大です。

第一巻については、旧石器捏造事件がどのように扱われるのかという点にも注目しています。

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