ゴリラの祖先発見?
エチオピアで、1000万年前頃の大型類人猿の九つの歯(最低でも三個体分の歯が存在します)が発見された、との研究が報道されました。
http://dx.doi.org/10.1038/nature06113
http://www.nature.com/news/2007/070820/full/448844a.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/6958313.stm
発見者たちは、これをゴリラの祖先と判断し、チョローラピテクス=アビシニクスと命名しました。ただ、この判断には疑問も呈されています。じゅうらい、分子系統学においては、人類・チンパンジー・ゴリラの共通祖先からゴリラが分岐したのは、800万年前頃とされていただけに(人類とチンパンジーの分岐は500万年前頃)、今後この年代については議論になりそうです。また、人類とアフリカの類人猿の祖先の起源地がアフリカかユーラシアかという問題にも、大きな影響を及ぼすことになりそうです。
参考文献:
Suwa G. et al.(2007): A new species of great ape from the late Miocene epoch in Ethiopia. Nature, 448, 921-924.
http://dx.doi.org/10.1038/nature06113
http://dx.doi.org/10.1038/nature06113
http://www.nature.com/news/2007/070820/full/448844a.html
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/6958313.stm
発見者たちは、これをゴリラの祖先と判断し、チョローラピテクス=アビシニクスと命名しました。ただ、この判断には疑問も呈されています。じゅうらい、分子系統学においては、人類・チンパンジー・ゴリラの共通祖先からゴリラが分岐したのは、800万年前頃とされていただけに(人類とチンパンジーの分岐は500万年前頃)、今後この年代については議論になりそうです。また、人類とアフリカの類人猿の祖先の起源地がアフリカかユーラシアかという問題にも、大きな影響を及ぼすことになりそうです。
参考文献:
Suwa G. et al.(2007): A new species of great ape from the late Miocene epoch in Ethiopia. Nature, 448, 921-924.
http://dx.doi.org/10.1038/nature06113
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