赤城農相辞任・朝青龍関の処分

 先日の参院選での自民党大敗の要因の一つとなってしまった赤城農相が、辞任に追い込まれました。事実上の更迭と言うべきで、さすがに、安倍首相もかばいきれなかったということなのでしょう。それにしても、安倍内閣では対応の遅さが目立ちます(まあ確かに拙速も困りますが)。安倍首相の決断の遅さ・指導力への疑問も、参院選での自民党大敗につながったように思われます。

 貴乃花関の引退以降、相撲を見ることはほとんどなかったのですが、今年の春場所あたりから、以前ほどではないにせよ、再び相撲を見るようになりました。以前は、ニュースの相撲のコーナーはほとんどまともに見ていなかったのですが、この数場所は、熱心に見るようになりました。また本場所開催中の日曜日は、競馬を見た後に相撲を見るという、貴乃花関が現役の頃の習慣に戻りつつあります。
 そのため、怪我を理由に巡業不参加を伝えていたにも関わらず、サッカーに興じていた朝青龍関の処分には注目していたのですが、秋場所と九州場所の出場停止・減俸三割四ヶ月・九州場所千秋楽までの謹慎という、前代未聞の処分となりました。この処分が軽いか重いかは議論の分かれるところでしょうが、しばらく相撲を見ていなかった私でも、朝青龍関の問題行動は色々と知っていたくらいで、いつかはこのような処分が必要だったのでしょう。やはり、横綱がもう一人いるとなると、思い切って処分ができるということでしょうか。
 朝青龍関の師匠の高砂親方(元大関の朝潮関)も減俸三割四ヶ月の処分となりましたが、このような力士を育ててしまった師匠の責任が問われるのは当然のことでしょう。高砂親方は、現役時代に蚤の心臓と言われていたくらいで、大関昇進に何度も失敗していますが、おそらく弟子の朝青龍関を強く注意することができないため、朝青龍関は師匠を軽く見ているところがあるのでしょう。いまさらこの師弟関係が変るとも思えませんから、この事件を契機に、朝青龍関自身が自覚するしかないのだと思います。

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  • 赤城農相辞任は後でも前でも同じじゃ…

    Excerpt: 赤城農相が参院選の結果を受けて辞任しました。世の中は、辞任するなら選挙の前にすべきだった。赤城農相が辞めなかったのが選挙にも響いた、辞任が「遅すぎた」と批判の嵐……でも、仮に参院選の前に辞任してたとし.. Weblog: ひろ★パパの徒然日記 racked: 2007-08-06 21:28