大河ドラマ『風林火山』第30回「天下への道」
長尾家の内情が詳しく描かれ、いよいよ武田と長尾の対決が近くなっているのだな、と実感しました。そのぶん、武田の描写が手薄だった感は否めません。といいますか、このところ主人公であるはずの勘助の影がやたらと薄いので、そろそろ勘助の活躍にも期待したいところです。勘助は鉄砲商人として越後に入り、長尾家の様子を探るようですが、これでは19年前の『武田信玄』のパクリのような気が・・・。それにしても、結果論で言うと勘助の戦略は大失敗ですなあ。まあ、この時期の武田家が「天下」を意識していたという設定に無理があるので、仕方のないところなのでしょう。
今川家の主要人物三人も登場し、勘助と対面しましたが、相変わらず陰湿な緊張感が出ていたのはよかったと思います。この対面で、後の三国同盟の伏線も描かれましたが、勘助を今でも嫌いなはずの義元が、意外に親切に諸国の情勢を勘助に教えてやっているのには笑いました。ナレーションで説明するよりはよいような気もしますが、義元ではなく別人による説明のほうがよかったのではないでしょうか。
前回で板垣・甘利が退場し、長尾家の主要人物が多数初登場したこともあって、オープニングのクレジットにも大きな変化がありました。長尾家臣団の多くがピンクレだったのは意外でしたが、信虎の退場からずっと隙間クレだった諸角が隙間なしになったのは残念でした。トメは緒形拳氏演ずる宇佐美定満でしたが、宇佐美は長尾(上杉)家の軍師、つまり勘助とは対になるような位置づけになりそうなので、役者の格からいっても、妥当なところだと思います。
今川家の主要人物三人も登場し、勘助と対面しましたが、相変わらず陰湿な緊張感が出ていたのはよかったと思います。この対面で、後の三国同盟の伏線も描かれましたが、勘助を今でも嫌いなはずの義元が、意外に親切に諸国の情勢を勘助に教えてやっているのには笑いました。ナレーションで説明するよりはよいような気もしますが、義元ではなく別人による説明のほうがよかったのではないでしょうか。
前回で板垣・甘利が退場し、長尾家の主要人物が多数初登場したこともあって、オープニングのクレジットにも大きな変化がありました。長尾家臣団の多くがピンクレだったのは意外でしたが、信虎の退場からずっと隙間クレだった諸角が隙間なしになったのは残念でした。トメは緒形拳氏演ずる宇佐美定満でしたが、宇佐美は長尾(上杉)家の軍師、つまり勘助とは対になるような位置づけになりそうなので、役者の格からいっても、妥当なところだと思います。
この記事へのコメント