大河ドラマ『風林火山』第26回「苦い勝利」

 一昨日放送分の感想です。晴信の暗黒面と、武田軍の信濃侵攻をめぐる駆け引きとが描かれ、これまでの放送分でも五指に入る面白さでした。長尾家の内紛も描かれ、景虎にもはじめて長めの台詞がありましたが、予想していたよりもずっと上手いのには驚かされました。

 晴信・由布姫・景虎役の方の演技が『風林火山』の三大不安要因だったのですが、当初は不満だった晴信と由布姫の演技もしだいによくなってきましたし、景虎の演技も及第点となると、今後がますます楽しみです。平蔵と相木との会話や、勘助と美瑠姫との再会など、以前の伏線を活かした描写もあり、この作品の脚本はよくできているなあ、と改めて思いました。

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