人類の定住は40万年前頃に始まる?
リビア南西部のフェザン湖畔のブドゥリナ遺跡や、エチオピアのアワシュ川沿いのメルカ=コンチャ遺跡では、40万年前頃の石小屋の跡と多数の石器が発見されており、これは人類の定住を示唆するものではないか、との研究が報道されました。ハンブルク大学考古学研究所のヘルムート=ティーゲルト教授によると、アルゴン法・石器類型学・層序学により年代が推定され、おそらく40~50人ていどの集団が利用した遺跡だろう、とのことです。
しかし、石小屋の跡に見えるのは自然現象ではないのか?年代は確かなのか?定住したのではなく短期間の滞在だったのではないか?との疑問が呈されています。人類史の転機は50万年前頃だと考えている私にとって、歓迎すべき発見ではありますが、まだ検証が必要なようです。40万年前頃に人類はすでに定住生活も送っていた、とする見解が通説になるには、さらなる証拠が必要とされるでしょう。
しかし、石小屋の跡に見えるのは自然現象ではないのか?年代は確かなのか?定住したのではなく短期間の滞在だったのではないか?との疑問が呈されています。人類史の転機は50万年前頃だと考えている私にとって、歓迎すべき発見ではありますが、まだ検証が必要なようです。40万年前頃に人類はすでに定住生活も送っていた、とする見解が通説になるには、さらなる証拠が必要とされるでしょう。
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