『イリヤッド』123話(最終回)「アトランティスの夢」(『ビッグコミックオリジナル』7/5号)

 最新号が発売されたので、さっそく購入しました。前号は、ドニャーナ国立自然公園を地震が襲い、グレコ神父が「秘密の箱」とともに流砂に飲み込まれたところで終了しました。
 前号に掲載された予告で、「入矢修造が向かう夢のかたちは・・・!?次号、感動の最終回」、「入矢の見る夢の答えは!?考古学ロマン、大団円」となっていたように、ついにこの123話をもって『イリヤッド』も完結となりました。ユリ・デメル・プリツェル・レイトン卿は無事なのか、すべての謎が解き明かされるのか、たいへん気になっていたのですが、まずは内容について・・・。

 さて、最終回となる今回の話は、地上に出たユリが、デメル・プリツェル・レイトン卿を探す場面から始まります。「偉大なるウサギ」遺跡の上からユリが外を見渡すと、一面が砂漠から湖に変っていました。デメル・プリツェル・レイトン卿は、「偉大なるウサギ」遺跡を構成している丘に避難して無事でしたが、襲撃者たちは地震で一瞬のうちに消えました。プラトンの描いたアテネ軍のように、地面に吸い込まれていったのだ、とデメルがユリに説明します。
 ユリ・デメル・プリツェル・レイトン卿は地下神殿に降り、入矢と合流します。5人が照明をつけると、地下神殿の全貌が明らかになります。タルテッソス遺跡にアトランティスの手がかりは見つけ出せたのか?とレイトン卿が尋ねると、入矢は梟に見える柱を指します。柱には二種類の文字が刻まれていて、一つは入矢がクレタ島で発見した円盤(この円盤は3・10・11巻にて描かれています)に刻まれた文字と似ており、もう一つはテネリフェ島の「冥界の王」のミイラに刻まれた文字(12巻所収の95話「一か八か!?」にて描かれています)と似ていました。

 レイトン卿は、1923年にアドルフ=シュルテンが発掘した、タルテッソスの指輪に彫られていた謎の記号にも似ているな、と指摘します。これが文字ならば、世界最古だ、と入矢は言い、紀元前1世紀の歴史家ストラボンが、タルテッソスを築いた人々は6000年以上前から文字を使用していた、と記していることに言及します。今回の冒頭にて引用されている、ストラボン『ギリシア・ローマ世界地誌』の「この部族は・・・・・・(中略)文字を使用し古くからの出来ごとを伝える歴史や詩歌と詩の形をとった法を持ち、法は話によると6000年もの古さを持っている」という一節のことです。
 入矢は、この碑文こそ「山の老人」が隠したかったものだと思う、と言います。ユリは、梟の顔のアテナ神が?と言い、デメルは、アトランティスを征服したアマゾネス族の女神を祭った柱ですよね!?と言いますが、この偶像はたぶん梟ではない、と入矢は言います。後にアマゾネス族により梟にさせられたかもしれないがな、と入矢は付け加え、テンプル騎士団のバフォメッドと同じだ、と指摘します。

 するとレイトン卿は、この偶像が何を象徴しているのかに気づき、秀でた額と大きな目だ、と指摘し、ユリもこの偶像が何を象徴しているのかに気づき、ネアンデルタール人なの!?と言います。彼らが夢見る力を我々に授け、進化論に似た教えを説いたとしても、数万年間の共存の時代、世界中で行なわれた異文化交流だったはずだ、と言った入矢は、なぜアトランティスだけが問題なのか、と自問します。「神は言葉とともに・・・・・・アトランティス人だけが彼らの教えを忘れず、それを最古の文字で書き留めておいたとしたら・・・・・・」と入矢が言うと、なぜグレコ神父はここを破壊しなかったのでしょうか?とデメルが尋ねます。
 グレコ神父ら秘密結社にとっても神聖なものだったから、破壊できなかったのだ、と入矢は答えます。神聖なもの?とレイトン卿が尋ねると、『ヌビア聖書』には、彼らの教えこそが『エノクの書』であり、モーセやソロモンやイエスに語り継がれた「神の言葉」だと記されていたらしい、と答えます。これを解読できるのか?とレイトン卿に尋ねられた入矢は、手がかりはルスティケロだと答え、兎の壁画の上に刻まれた「偉大なるアーサー王」という文字を指します。同じ文字は、始皇帝の棺に刻まれていました(13巻所収の104話「廟の中」)。

 場面は変わって、東京都文京区団子坂の入矢堂です。9巻所収の65話「1936年のレスリングマッチ」以来久々の登場となるサボーが、新聞を読みながら店番をしています。その新聞には、「アトランティス発見か!?」という見出しの記事と、入矢の顔写真が掲載されていました。こんなに貢献した自分に声もかけず、入矢さんにはがっかりだ、とサボーは文句を言いますが、確かに入矢のサボーにたいする態度は冷たいと思います(笑)。
 そこへ、入矢の高校時代の担任である笠原(10巻所収の74話「ルビコン川を渡れ」に登場しました)が訪ねてきて、その直後に入矢の母の淑子が戻ってきます。お忙しそうですね、と笠原に言われた淑子は、近所の若い人の結婚式の相談に乗っていましたが、二人が交際していることは知りませんでしたと言って、10巻所収の76話「ファットマンが来る」以来久々の登場になる針井と、6巻所収の46話「最後の手紙」に登場した結城聡子を紹介します。ついに入矢君は夢をかなえましたね、と笠原が言うと、夢を完成させたいといって、今は別の場所に発掘に行っているのですよ、と淑子は言います。

 島根県出雲市の長谷部雄一の自宅(と思われます)では、入矢さんがとうとうやりましたね、と長谷部が赤穴秀行博士に話しかけます。すると赤穴博士は、自分にはもう一度欧州に行く体力があると思うかい?と尋ね、兄さんの夢、見に行かれますか?と長谷部は言います。

 ウィーンでは、右翼系政治家のレームがインタビューを受けています。レームの唱える理想国家論に登場するアトランティスが発掘された、というニュースに一言お願いします、と言われたレームは、彼の島を探る者は次々に不審な死を遂げるという都市伝説はご存知かな?と尋ね、それが嘘か真かはっきりするということですな、と言います。秘密結社の存在とその目的を知っているレームだけに、意味深な発言とも解釈できそうです。
 このレームの発言を聞いたアレクザンダー=ランツ博士(6巻所収の44話「王様の耳」・45話「王様の腕」に登場します)は、夢のない政治家め、と言います。すると、ランツ博士の世話をしていた学生が現れ、何を怒っているのですか?と尋ねます。確か、この学生はもうランツ博士の世話をしなくなっていたはずなのですが、まだ交流があるということなのでしょうか?

 スペインのバレンシアでは、葉山美穂・瑠依の親子がレストランでパエリアを食べていますが、美穂の絵柄が以前と変っていて、とても美人には見えないのは私だけでしょうか・・・。久々の登場ですから、その間に美貌が衰えたのかもしれませんが・・・。それはともかくとして、二人はスペイン旅行中のようですが、自分は子供版星一徹だから、父親に厳しく接するために本場のパエリアを試食しまくって舌を肥やしたい、という瑠依の意向により、毎日パエリアを食べているようで、美穂はパエリアに飽きています。
 きっとあの人じゃ中途半端な・・・と美穂は言いますが、出されたパエリアを食べると、このレストランのパエリアは特別おいしいと言い、スペイン一だよ、と瑠依も言います。シェフを紹介して、と瑠依がウェイターに頼むと、瑠依の父親が現れ、よく来てくれたね、と言います。あなただったの、と美穂は言い、瑠依は涙を浮かべながら、お父ちゃん、とうとう夢をかなえたね、と言います。

 場所は不明ですが、とある公園で男性がドイツ語の新聞を読んでいると、面白い記事があるな、とファットマン(1・2・10巻に登場します)が話しかけます。アトランティス発見の記事(レイトン卿とロッカの顔写真が掲載されています)か?と男性が尋ねると、ファットマンは別の記事を指します。そこには、「お騒がせ考古学者、再びアーサー王の墓に挑戦!?」とありました。ファットマンは、あの男は今度こそやるぞ!と力強く言います。
 場面は変わって、英国のチェシャーのオルダリーエッジです。入矢はテレビ局の取材を受けています。本来ならもっと地味にやりたかった、と言う入矢ですが、今度こそアーサー王の墓が見つかるのですか?と尋ねられると、そう期待しています、と答えます。グラストンベリで発見した碑文には、「白き馬に導かれし高貴な人々のみ、王の墓に行き着くであろう」とありますが、この地には伝説があって、ある農夫が高貴な男に・・・と入矢が言いかけたところで、しかし忘れてはいけません、スペインで大発見をしたこの人物は、英国では史上最悪の考古学者でした、と取材者が言い、入矢はむっとします。

 オルダリーエッジ近辺と思われる場所を、入矢とユリが並んで歩いています。入矢は、タルテッソス発掘の監督をレイトン卿とロッカに任せて急にいなくなり、英国に赴いていたというわけです。アーサーの墓に最後の「ソロモン王の壺」があると思っているのね?とユリに尋ねられた入矢は、ルスティケロならそうすると思う、と答えます。壺の中には何があるの?とユリに尋ねられた入矢は、柱を解読する手がかりだと言い、聖杯について説明します。
 聖杯はイエスの血を受けた杯、つまり心臓であり、心臓はエジプトの聖刻文字では器・書という意味です。入矢は、アトランティス版ロゼッタストーン(聖刻文字・エジプト民衆語・ギリシア語が彫られていました)を期待しているのだ、と言います。つまり、タルテッソスの二種類の文字の他に、アラム語かフェニキア語の併記された羊皮紙が出てくることを期待している、というわけです。文字が解読されたら、世界中に衝撃が走るかもしれないわよ、とユリは言いますが、人類は知るために夢を見る、どんな真実を知ろうと、きっと乗り切ると自分は信じている、と入矢は言います。

 場面は変わって、スペインのコスタ=デ=ラ=ルス(ジブラルタル海峡近郊丘陵地帯)です。入矢とユリは、ワード夫妻、ピツラ博士、プリツェル、ニコス=コー、アントン、プリツェル、デメル、レイトン卿、呉文明(リチャード=ウー)、バトラー神父、ロッカ、ゼプコ老人の待っている場所に到着します。アトランティスは、ヘラクレスの柱の前方にある巨大な島だったと言われ、古代人は、ヘラクレスの柱から先には海しかなく、ユーラシアもアフリカ大陸もそこで直角に切れていると信じていた、と入矢は説明します。
 ジブラルタル海峡沿岸の山から見えるアフリカは、巨大な島に見えるというわけですが、9巻所収の71話「天井神さま」では、欧州大陸が巨大な島に見えるという話になっていました。まあ、アトランティス文明は、イベリア半島南部・アフリカ北西部の大西洋岸と大西洋上の島々に領土を有していたとのことですので、スペイン(イベリア半島)側から見たらアフリカが、アフリカ側から見たらイベリア半島が巨大な島に見えるということでしょうか?入矢が、「さてみんな、夢を見ようか!」と言い、14人はそれぞれ満ち足りた表情をしています。最後に、アトランティスの都?の想像図が描かれて、『イリヤッド』は完結となります。

 ついに『イリヤッド』も完結となったわけですが、『イリヤッド』の構成について、これまで私は高く評価していて、ほとんどの伏線は回収され、謎も解決されて完結すると予想していたので、未解決の謎が多く中途半端なこの終わり方には、増ページになるかもという期待が外れたこととあわせて、正直なところ失望してしまいました。
 主要登場人物がほぼ全員登場するのは予想していましたが、本題とはほとんど無関係だった結城聡子を登場させるくらいなら、マルコやブルーノやテルジス博士といった、謎に関わった人を再登場させ、謎解きを進めてほしかったものです。とくにテルジス博士は、人類の禁忌に深く関わっていそうだということもあり、再登場の可能性が高いと思っていただけに、一度だけの登場だったのは残念でした。

 できれば、アーサー王の墓探索編を第二部として連載を続けてもらいたいのですが、打ち切りのような形での連載終了にも思われるため、難しいでしょうか。せめて、臨時連載のような形で、年に何話か掲載していき、合計して単行本1巻分くらい続け、未解決の謎を解き明かしてほしいものですが、こちらも難しそうです。
 始皇帝編が終了した後、展開が急な感がありましたし、アントンがほとんど活躍せずに終わったことや、人類の禁忌について、入矢が独力ではほとんど解明できていなかったことなどは、それまでの作品の流れとは異なるものですから、昨年の夏前あたりに、人気の低迷から当初の予定よりも早めの終了を編集部から勧告されて、原作が大幅に見直されたというか削られたように思われるのですが、どうなのでしょうか。それとも、私の原作者さんへの評価は過大であり、人類の禁忌などの作品内の設定について、じつは大雑把にしか決められておらず、このような最終回は当初からの予定だったのでしょうか。
 最大の謎である人類の禁忌について、重要な手がかりが提示されているとはいえ、けっきょく曖昧なまま連載が終了してしまい、『イリヤッド』について語る気力がうせつつあるのですが、あまり嘆いてばかりいても仕方ないので、とりあえずこの記事では、今回解決された謎や未解決の主だった謎について述べていくことにします。その後は、気が向いたときに検証を薦めていき、疑問点や気づいたことなどをこのブログに掲載し、あるていど検証が進んだら、整理してまとめサイトに掲載するつもりです。

 ネアンデルタール人が現生人類に夢を見る力を与え、進化論的な教えを説いたことが核心だと示唆されている人類の禁忌については、梟に見える柱状の偶像がネアンデルタール人であることと、残る一つの聖杯がアーサー王の墓にあることとがほぼ確定したことが収穫でしたが、けっきょくのところほとんど進まなかったように思われます。
 ネアンデルタール人と現生人類との接触が、広い地域で行なわれたこともほぼ確定しましたが、アトランティス人だけがネアンデルタール人の教えを語り伝えてきた理由は不明なままです。また、なぜそれが真実であると古代人も現代の秘密結社の人も考えたのか、その真実がなぜ人々を絶望させるのかという疑問は、けっきょくのところ私にはよく分かりませんでした。まあ、私の読解力の問題もあるのでしょうが。

 人類の禁忌以外では、アトランティスにまつわる謎を隠蔽してきた秘密結社のその後が気になるところです。118話「共闘」において、結社が壊滅状態であることが語られていますが、その後グレコ神父とその側近らしき男性まで死亡し、「秘密の箱」も失われたわけですから(複写はしているでしょうが)、結社は致命的な打撃を受けたものと思われます。とはいえ、幹部の中にはまだ生きている者もいるでしょうから、かつて結社がヒトラーを説得したように、大国の政治家を動かして、入矢たちを妨害または抹殺しようとするのかもしれません。
 この秘密結社を壊滅させることを目的としている、赤穴博士たちの組織の成立経緯と構成、さらには秘密結社を壊滅させようとする理由についても謎のまま終わりました。元々、人類の禁忌を隠蔽することに賛成して秘密結社に加入したものの、結社のあまりに残忍なやり方に反発し、人道的見地から結社の壊滅を企図した人々の集まりなのかな、とも考えましたが、さてどうでしょうか。こういう設定もしっかりなされていると予想していただけに、けっきょくこの件について明かされないまま連載が完結したのは残念です。

 未解決の謎は他にもありますが、とりあえず今回は、前回までよりも『イリヤッド』について語る気力が大きく減少しているのでこれくらいとし、気がむけば、作中の謎について検証し、このブログに掲載していくことにします。最終回についての記事をこんな感じで締めくくるとは、残念でなりません。

この記事へのコメント

kiki
2007年06月21日 15:45
さっそくのレジュメありがとうございます。
すごく楽しみにしていました。すぐに読ませて頂きましたよ。

当々、終わってしまったんですね(T_T)。
寂しい限りです。
しかし、やはり、「打ち切り」という感が拭えませんね。
悔しいですね。
私も感想を述べたいですが、
取り急ぎお礼まで。
今後とも、宜しくお願いいたします。
2007年06月22日 00:04
これはkikiさん、いつもお読みいただき、ありがとうございます。

どうしても打ち切り感が否めませんが、編集部より急に打ち切り勧告があったのではなく、ずいぶんと前に当初の予定よりも早い連載終了が決まり、原作が見直されたのかな、と推測しています。

『イリヤッド』について何か語ろうとする気力が以前ほどではなくなってしまったのも否定できませんが、そのうち検証を進めていこうと思います。

今後ともよろしくお願い申しあげます。
イリヤのファン
2007年06月24日 20:58
管理人さん、ご苦労様でした。
結局、山の老人が隠し続けた真実は分からないままでしたね。
それはがっかりでしたが、総じて、やっぱりイリヤッドはよかったと思います。
イリヤッドを読むには、かなり歴史の知識が必要なので、なかなか一般の人には理解しにくかったのかもしれません。私にとっては非常に読み応えのあるコミックでしたが…
何らかの形で続編が出るのを期待したいですね(無理っぽいけど)。
2007年06月25日 07:04
これはイリヤのファンさん、いつもお読みいただき、ありがとうございます。

不満の残る最終回でしたが、『イリヤッド』はたいへん面白い作品だったと思います。

ただ、熱心に検証しようとする気力が失われてしまったのも否定できず、最終回を読んだ後は、掲載誌も単行本も読み返す気になれません。そのうち、検証を始めようとは思っているのですが。
たろう
2007年06月26日 21:32
ラストに近くなり、ここのブログをみつけて毎回読むのを楽しみにしていました。本当に的確に熱く語っていただき、ありがとうございました。
その分、ラストの書く気がなくなった。。。の言には声のかけようがありません。自分ですら、その結末に愕然としたのですから、ひとしおでしょう。作品ではありませんが、アトランティスの特定と人類のタブーについては夢をみさせてもらいました。
2007年06月27日 20:36
たろうさん、はじめまして今後ともよろしくお願い申し仕上げます。

サーバの不調のためか、同じ内容の投稿が二つ並んでいたので、後の方の投稿は削除しました。

本当は、最終回を読んだ後に1巻からじっくりと検証する予定だったのですが、なかなかその気になれません。
そろそろ検証を始めようかと思ってはいるのですが。
もうそろそろ再検証されては
2015年04月04日 16:06
なかなか面白ことになってるようです。

 ポイントは 
  団子坂には河童連邦共和国がある
  河童といえばさごじょうを経由して辰砂大王で、
  その実態は999人を殺した殺人鬼で 流砂と縁が深い
ぶらっけ
2016年10月01日 18:13
今日、読了しました。
同じ感想を抱きました。
「なんで、謎を探る奴を殺すねん」
ってことです。

大きな理由とも思えない(カソリックではないからか?)し、消化不良。
2巻ぐらいまで読んでて、今日一気に読み終えた感想です。

連載追ってた人には厳しいラストでしょうね。
2016年10月01日 19:13
確かに、消化不良感は否めません。もっと深く謎が解き明かされると期待していたのですが。

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