フロレシエンシスを発見した調査団の発掘計画
フロレシエンシスが発見されたインドネシア領フローレス島のリアン=ブア洞窟の再発掘が許可された、との報道は以前このブログでも紹介しましたが、フローレス島だけではなく、その近くのティモール島とスラウェシ島でも発掘の予定がある、との報道がありました。発掘は来月から始まり、まずティモール島での発掘の後にスラウェシ島で発掘を行い、その後にリアン=ブア洞窟の発掘を再開するとのことです。
この調査団には、フロレシエンシスを発見した調査団をピーター=ブラウン教授とともに率いたマイク=モルウッド教授も加わっていますが、これらの島々には固有の人類種がいて、その多くは小柄だろう、とモルウッド教授は予測しています。またモルウッド教授は、フロレシエンシスはエレクトスの派生種という説が有力だが、それはおそらく間違いで、エレクトス以前の人類種から進化しただろう、と推測しています。
フローレス島の近くの島でも発掘を試みる計画がある、とフロレシエンシス発見時に調査団が言っていましたが、それが実現することになりました。それにしても、モルウッド教授は楽観的というよりは先走りすぎといった感があり、そうそう都合よく大発見が続くとも思えませんが、フロレシエンシスの位置づけをめぐる論争に決着をつけるような発見があればいいな、と思います。
フロレシエンシスがどの人類種から派生したのかという問題については、エレクトスからではなくアウストラロピテクス属からではないか、とする見解も一部で言われていましたが、フロレシエンシスを発見した調査団の一員からそのような推測が語られたのはやや意外でした。フロレシエンシスが病変の現生人類ではなく、エレクトスから進化したのでもないとしたら、ハビリスに近い人類種から進化したのかもしれません。
この調査団には、フロレシエンシスを発見した調査団をピーター=ブラウン教授とともに率いたマイク=モルウッド教授も加わっていますが、これらの島々には固有の人類種がいて、その多くは小柄だろう、とモルウッド教授は予測しています。またモルウッド教授は、フロレシエンシスはエレクトスの派生種という説が有力だが、それはおそらく間違いで、エレクトス以前の人類種から進化しただろう、と推測しています。
フローレス島の近くの島でも発掘を試みる計画がある、とフロレシエンシス発見時に調査団が言っていましたが、それが実現することになりました。それにしても、モルウッド教授は楽観的というよりは先走りすぎといった感があり、そうそう都合よく大発見が続くとも思えませんが、フロレシエンシスの位置づけをめぐる論争に決着をつけるような発見があればいいな、と思います。
フロレシエンシスがどの人類種から派生したのかという問題については、エレクトスからではなくアウストラロピテクス属からではないか、とする見解も一部で言われていましたが、フロレシエンシスを発見した調査団の一員からそのような推測が語られたのはやや意外でした。フロレシエンシスが病変の現生人類ではなく、エレクトスから進化したのでもないとしたら、ハビリスに近い人類種から進化したのかもしれません。
この記事へのコメント