『イリヤッド』のまとめサイトを更新

　主要登場人物の紹介にゼプコ老人を追加しました。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hampton/iliad.htm
じょじょに紹介する人物も増やしていこうと考えています。『イリヤッド』の謎については、完結してから大幅に加筆修正して公開しようと思います。後２～３回で終わりでしょうが、未解決の謎がすべて解き明かされることを期待しています。

　しかし、謎を早く知りたいという気持ちも確かにあったものの、予想よりずっと早く終わることになったのは残念です。デル＝ポスト教授の息子のアントンはメソポタミア文明専攻とのことですから、アントンと入矢がイラクに赴いて重要な手がかりを得るといった展開も予想していたのですが。アントンの再登場はもうないのでしょうか？まあでも、イラク情勢の悪化やそれにともなう日本人の誘拐・殺害事件もありましたから、創作とはいえ、発行部数の多い雑誌で発表するのは難しかったかもしれません。

　イラク以外では、プラトンのアトランティスに関する記述の情報源だったエジプトにも入矢たちが行くと予想していたのですが、どうやら行かないまま終わるようです。ゼウスの洞窟の壁画のあるクレタ島も、入矢たちが赴く候補として考えていたのですが、こちらも入矢たちが行かないまま終了でしょうか。人類の禁忌を解き明かすうえでじゅうような手がかりだと思うのですが。ペーテルに襲撃されたグレコ神父が死の間際に、クレタ島のゼウスの洞窟に行けと入矢に教え、入矢がクレタ島でテルジス博士から話を聞いて、ついに人類の禁忌を解き明かすという展開にでもなれば、再度クレタ島が舞台となりますが。あの靴磨きの少年は元気にしているでしょうか？

　現時点では、人類の禁忌について入矢がどのていど把握しているのか不明ですが、始皇帝編の最後のほうでも、人類の禁忌についてはまだ見当がつかないといった様子でしたし、その後も人類の禁忌について、入矢のほうではあまり進展がなさそうです。ただ、バトラー神父からも情報を得ているでしょうし、赤穴博士と再会したときに、この問題についても話し合っているでしょうから、あるていどは推測できているのかもしれません。

　葉山美穂・瑠依母子のその後も気になるところで、美穂の前夫で瑠依の父との復縁話が描かれるものだと思っていたのですが、最終回近くになっても瑠依の父はまだスペインで修行中とのことで、作中では復縁話は描かれないのかもしれません。瑠依は１話の冒頭に登場し、入矢がアトランティスの場所を推測するうえで重要な手がかりを示唆したこともあるだけに、せめて瑠依だけでも最終回までにもう一度登場してほしいものです。