岩手競馬の廃止とカワカミプリンセスの鞍上

 存続の危機がたびたび報道されていた岩手競馬ですが、たいへん残念なことに、ついに廃止の方向へ大きく動くことになった、との報道がありました。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=spo_30&k=2007031501203
たいへん厳しい状況ですので、県競馬組合と構成団体の奥州・盛岡両市への300億円近い融資を盛り込んだ補正予算案が岩手県議会で否決されたのも、仕方のないところなのでしょう。
 ただ、奥州・盛岡市長は存続を熱望しているとの報道もあり、
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070316_7
わずかながら存続の可能性もあるようです。もっとも、どこから融資を受けるのかという問題があり、たとえ存続しても、今後の経営もかなり厳しそうですから、残念ながら事実上廃止が決まった、と言えそうです。

 昨年の中央競馬最優秀3歳牝馬で、実質的にはまだ無敗のカワカミプリンセスですが、主戦の本田騎手が引退して調教師に転身することになったので、武幸四郎騎手が後任の鞍上に決定した、との報道がありました。
http://daily.jp/horse/2007/03/15/0000271654.shtml
 牝馬路線だけではなく、牡馬と対戦したさいにも優先して騎乗してくれる騎手を探していたとのことです。カワカミプリンセスの次走は5月13日のヴィクトリアマイルとのことですが、その後は、安田記念・宝塚記念・天皇賞(秋)などで牡馬と対戦し、ディープインパクトが引退した後の中央競馬を盛り上げるような活躍をすることを期待しています。

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