シンザン記念結果

　昔からシンザン記念の勝ち馬は大成しないなどと言われていますが、過去にはフレッシュボイス・シーキングザパール・タニノギムレットが勝っていますし、大レースで勝てずとも好走した馬は、メジロモンスニー・フサイチエアデール・ダイタクリーヴァなど、決していないわけではありません。
　ちなみに、シンザン記念で負けて後にＧＩを勝った馬には、ダイタクヘリオス・ダイタクヤマトの親子や、ナリタタイシンなどがいます。とはいえ、同じく冬場の３歳重賞である共同通信杯と比較すると明らかに見劣りがしますし、きさらぎ賞と比較してもやや見劣りがするように思われます。

　今年は、朝日杯フューチュリティステークス２着のローレルゲレイロと、２戦２勝でダイワメジャーの妹のダイワスカーレットが出走してきて注目されましたが、前走ではわずかにダイワスカーレットに及ばなかったアドマイヤオーラが、今度はダイワスカーレットを競り落として勝ちました。アドマイヤオーラは父アグネスタキオン・母ビワハイジという良血馬で、この血統は成長力に疑問があるのですが、３歳春のクラシックでは好走が期待できそうです。
　ダイワスカーレットはややかかり気味だったように思われますが、牡馬相手になかなかの善戦で、牝馬クラシック路線では有力馬と言えるでしょう。ローレルゲレイロは３着に追い込むのが精一杯で、朝日杯フューチュリティステークス組の水準は低めなのかもしれません。