朝日杯フューチュリティステークスと香港国際レースの結果

 朝日杯フューチュリティステークスは、出遅れたドリームジャーニーが差しきって勝ちました。父ステイゴールド・母の父メジロマックイーンだけに、距離が伸びてもよさそうですが、あまり器用ではなさそうなので、クラシックで勝ちきれるかとなると、微妙だと思います。
 2着のローレルレゲイロは、完全に抜け出して勝ったかと思ったのですが、惜しい競馬でした。安定して走りますが、距離が伸びてよいというわけではなさそうです。3着には1番人気のオースミダイドウが入りました。折り合いを欠いたところがあり、ローレルレゲイロに交わされたときは惨敗するのかと思いましたが、よく粘りました。ただ、スペシャルウィーク産駒だけに、今後の成長にはあまり期待できなさそうです。

 合計7頭の日本馬が出走した香港国際レースですが、2400mのヴァーズにはソングオブウインドとアドマイヤメインが出走しましたが、それぞれ4・9着に終わりました。勝ったのはコリアーヒルでした。
 1000mのスプリントは、テイクオーバーターゲットが禁止薬物の使用で出走を取り消し、日本からはシーイズトウショウとメイショウボーラーが出走しましたが、それぞれ10着・競争中止に終わりました。勝ったのはアブソリュートチャンピオンでした。スプリントでは、なかなか日本馬は結果が出せません。
 1600mのマイルにはダンスインザムードが出走しましたが、12着に終わりました。勝ったのはザデュークでしたが、ダンスインザムードにはこういう凡走があり、一度不調に陥るとなかなか立ち直らないので、ドバイに行くのではなく、ここで引退するのがよさそうです。
 2000mのカップにはアドマイヤムーンとディアデラノビアが出走しましたが、ディアデラノビアは7着に終わり、アドマイヤムーンはプライドに僅かに及ばず、2着でした。プライド相手に接戦を演じたアドマイヤムーンは、来年の中距離路線では主役の一頭になれそうです。

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