昔ソ連、今中朝

 私が思春期の頃には、ソ連を批判すれば愛国者といった雰囲気があり、ソ連が日本に攻めてくるという設定の架空戦記小説が多数刊行されましたが(五島勉氏の著書にも同様のものがあります)、現在では、中国や南北朝鮮(とくに北朝鮮)を批判するのが愛国者の証といった雰囲気があるように思われます。
 もちろん、昔のソ連にせよ現在の中国や南北朝鮮にせよ、日本から見て警戒すべき存在ではあるのですが、国交のない北朝鮮のことはさておき、中には中国や韓国との断交まで主張する人がいて、そこまでいくと、さすがについていけません。そうした人々の中には、非武装中立主義に代表される「左翼」の非現実性を嘲笑していながら、一方で中韓との断交を主張している人もいて、呆れてしまいます。
 中韓にたいして警戒を怠るべきではありませんし、言うべきことは言わねばならないのは当然ですが、これだけ経済関係が密接になると、中韓との断交は、米国との断交ほどではないにせよ、非現実的と言うべきでしょう。

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